この投稿は、人間育成に関する基本的なシリーズ第二弾の導入である。Level4が男性と女性に関する話である一方、このシリーズでは自己親密性の4つの柱が主題である。自己親密性とは、要するに自分を知り、自分を愛することである。なぜそれが重要なのか?誰かと関係を結ぼうとした時に、自分が成熟しているか未熟であるかは大きな問題である。自分を理解し、成熟していなければ、人間関係は破綻するだろう。自分自身を知らないのに、他人を理解できるわけがない。これは特に「人の気持ちがわかりすぎて自分の気持ちがわからないの~」と公言する愚かなINFJが知る必要のある話である。

多くの人々は高校生や大学生で恋愛を始めるが、彼らは自分自身のことさえ知らない。自分自身を知らないのに他人を理解した気になり、自分を愛していないのに他人を愛そうとする。自分のあらゆる側面と親密になれないのに、どうして他人と親密になることができるだろう。タイプだけで人間関係を説明しようとすると、この点で悩むことになる。互換性のあるタイプと付き合えば、人間の本質はタイプを通じて、多くの問題に対処できる。ただし、自分や相手が未熟であった場合、相性が良くても理解し合うことは難しいだろう。

そのような関係で子供を持つことにより、問題はさらに複雑性を増す。自己親密性の4つの柱には中心となる原則がある。自分自身でこの4つの柱の原則を学べば、自分自身と非常に親密な繋がりを持つことができる。これによって自分自身を知り、愛することが可能になる。あなたが自分を愛していれば、基本的に他人からも愛されるし、あなたも彼らを愛すことができる。自分自身と素晴らしい関係を築けば、他の人々とも素晴らしい関係を築くことができる。これが簡潔にして重要なまとめである。

「隣人を自分のように愛せ」という言葉がある。私は教会の回し者ではないし、説教しているわけでもない。大切なのは真実である。聖書であろうと、コーランであろうと、ウパニシャッドであろうと、真実より重要なものではない。あなたが真実についてどう感じるかは問題ではない。真実とは雪の結晶のようなもので、ありのままで美しい。これを歪めることなく、尊重する必要がある。「真実は人それぞれあり、人の数だけ異なる真実がある」と思うかもしれない。それは単純に理解度の問題であり、あなたが真実に達していないだけである。

この話がどう隣人に繋がるのかと言うと、「隣人を自分のように愛せ」という言葉を「無私無欲で隣人に尽くせ」という戒めとして受け取るなら、それは真実ではない。あなた自身が自分を愛していないなら、隣人を愛している暇など無いはずだろう。「隣人を自分のように愛せ」の真実とは、自分自身を十分に愛しており、自分の利益に責任を持っていることである。自分のニーズに責任を持ち、個人的な境界線を設定して、自分の基準を維持して目標を知ることができれば、自己親密性の4つの柱を実践していることになる。これらを実践できておらず、自分を愛していないうちに誰かと関係を持つと、他人にも自分より他人を愛することを強要するようになる。隣人を自分のように愛するためには、まず自分を愛さなければならない。

この世界では、自己愛の持ち方を忘れてしまうのである。自分より他人を優先することが美徳とされ、魅力的だと思われるために異性の承認を求める。自分自身と親密になっていない男性が、女性と親密になってどうすると言うのか。相手の女性の迷惑も考えて欲しい。あるいは、親密になった女性が自己親密性の4つの柱を確立していなければ、その女性は付き合う基準に達していない。言い換えると、質の低い女性、境界線のない女性である。

これは双方に問題がある。問題はどちらか片方だけでなく、お互いにあるのである。だから我々は過ちから学んで、賢くならなければならない。自分自身を愛するように隣人を愛さなければならない。これらの4つの柱を守らずに隣人を愛したり、男女関係を結ぶべきではない。今後の投稿では、4つの柱について詳しく説明していく予定である。自己愛の基盤を築くため、人が成熟するために、なぜそれらの柱が重要なのか、そして自尊心について説明する。

自分を愛するように隣人を愛すためには、自分を愛し、自分のニーズを満たし、自分の境界線を強化し、自分の基準を確立して、自分の目標を知らなければならない。これら4つを実践して、ようやく隣人を愛することができるし、隣人から愛されることができる。これら4つを習得した結果、自尊心を得ているからである。これが「隣人を自分のように愛する」の本当の意味である。読者諸氏にも、この真実を尊重してもらいたい。