今回はISTPの美徳と悪徳を紹介する。内向・感覚・思考・柔軟なフィニッシャータイプ、動きに直接反応する職人気質の人々である。貞節と色情症のESTPを思い出してもらいたい。ISTPは少し異なる。両者ともにSTPだが、異なる美徳と悪徳を持っているのは興味深いことである。
ISTPの美徳と悪徳は、喜びと憂鬱である。彼らはあなたがこれまで出会った人間の中で、最も幸せな人々である可能性がある。ISTPにショットガンを与えてみればいい。彼らはお菓子屋で興奮する子供のように大はしゃぎするだろう。あるいはストリップクラブやパーティーに連れて行く。彼らはこの体験に参加することに興奮し、他の人たちに経験を与えることに興奮するばかりである。
これがISTPである。それでも彼らは内向的である。それがどのように機能するか説明しよう。彼らは日中に多くの時間を費やして、通常は一人で物事に取り組んでいる。多くのISTPは何らかの請負業者である。だから彼らは一人で何かに取り組む。彼らはありのままの自分で、一日中孤独に過ごしている。その孤独のエネルギーを外で過ごしたいと考え、とても楽しくなり、時には大喜びすることもある。しかし、それを取り除くと、退屈した時の彼らは無風状態になる。退屈よりも憂鬱の方が蔓延しているが、ISTPはすぐに飽きてしまう。
退屈すると、ISTPは「目の前の人間から離れなければならない」と考え始めて、世界で最も落ち込んだ人のように見える。「ここにいたくない、この問題に関わりたくない、この人間は自分の時間を無駄にしている」などの思いが脳裏を過ぎる。相手はその様子に罪悪感を覚えるかもしれない。ISTPの悪徳はどのように現れるのだろうか?彼らは退屈のせいで憂鬱になったり、ただ悲しくなったり落ち込んだりすることもある。
彼らはただ、考えることがなくなってしまったのである。彼らは挑戦を使い果たした、あるいは自由を奪われてしまった。彼らはある状況に完全に行き詰まっていて、そこからぬけ出す方法がわからず、ただ閉じ込められていると感じている。その結果として、超憂鬱が彼らを襲う。ISTPはそれに耐えられない。これは人生において日常的なことかもしれないが、「私はこの人間関係や仕事に囚われている」という類のことである。彼らは結局、超憂鬱モードになってしまう。
それを変えるには、理由が何であれ、やりたいことを自由にできる立場に立ち、自らの運命の主人になるしかない。Niチャイルドはクリスマスツリーのように光る。彼らはあなたが出会った中で最も楽しい人である。「もしジェットコースターに乗るなら、あの人と行きたい」と思うだろう。若い頃のISTPは、まだ遊園地に飽きていない。彼らは向こう見ずなタイプである。人生は一度きりである。彼らは今この瞬間に生きて呼吸している。
彼らはリスクを負うことを好む。ISTPはクレイジーな装置を作り、最初にテストするタイプである。彼らは恐れることさえない。スカイダイビングにも挑む。彼らにはSeペアレントとSiクリティックがあるので、自慢したり、他の人々に良い経験を与える為だけではない。Siクリティックはスカイダイビングをしている時も、とても良い経験をしている。ESTJはその逆である。彼らは経験を積むためにそれをやっている。そして「私はスカイダイビングができるが、あなたにはできない」と誇示する。
しかしISTPはそれをさらに前進させて喜んでいる。彼らはリスクを冒すが、エネルギーがなくなったり、考えることが何もなくなったり、リスクを取る必要がなくなった時、彼らはとても退屈し、憂鬱になり、落ち込んでしまう。全てが停滞している時、何も動かない時、進歩がなく閉じ込められたと感じる時、彼らは人生に囚われていると感じる。彼らはどこにも行けず、自分自身として生きることができない。ISTPはそれに対処することができず、ただ落ち込み、圧縮されて、とても憂鬱になる。面白いことに、多くの人はINFJが最も憂鬱になるタイプだと言うだろう。
しかし、実際にはISTPである。ISTPはINFJと同じ心理機能を4つ持っている。ESTPとENFJも同様だが、順序が異なるだけである。憂鬱なISTPは、ペロペロキャンディーを取り上げられた小さな子供のように見える。母親がキャンディーを買ってやると、ISTPは嬉しそうに「私はこのキャンディーを買ってもらった」と宣言する。すると不審な男がやって来て、ISTPからキャンディーを強奪するのである。
その感情、それが彼らの憂鬱の様子である。彼らの世界は完全にひっくり返り、彼らの憂鬱がそこに行きつくことになる。別の例では、家の修繕を行っている両親が、ISTPの子供を金物屋に連れて行って放置したとする。するとISTPは全ての商品を見て、あれこれいじくり回して、部品がどのように組み合わされるかを理解しようとする。ISTPは職人モードでフル稼働する。
彼らには物を作る自由がなければならない。物を作る自由がないとしたら、それは本当に悲しい世界である。極度の鬱病や憂鬱状態のISTPと関係を持った場合、どうしたらいいだろう?第一に取り組まなければならないのは自由である。ISTPを妨げたり、自由を奪う要因はないだろうか?もしISTPの女性と結婚していて、彼女がいつも憂鬱そうだったら、ヘルパーを雇って彼女に自由な時間を与えてやることである。家事や子育ての一部を外部委託することで、ISTPはやりたいことを自由にできるようになる。
ISTPがやりたいことをやっている限り、彼らは喜びの状態を保ち、関係に積極的に貢献する。彼らは親の義務を完全に手放すつもりはない。彼らは子育てをとても真剣に考えている。もし「自分が子育てを全てやっている」と感じると、Niチャイルドは自分自身に嫌悪感を抱くことになる。ISTPに自由を与えることを恐れる必要はない。よほど堕落していない限り、彼らが自由を乱用することは殆ど無い。ISTPがアル中だったり、極度の快楽主義者でなければ、極度に堕落することは難しい。殆どのISTPは何らかの使命を持っているため、通常はそのような問題を抱えていない。
彼らは自分たちがやりたいことについて考えていて、何かを作ろうとする。人生は巨大なプロジェクトであり、彼らは常にそれに取り組み、自分自身に挑戦しようとしている。しかし、その自由を奪われると、とても憂鬱になる。したがって、ISTPと関係を持った場合、彼らが繁栄するために必要な自由を与えることを推奨する。何か道具を贈って、何かを作ってくれるように依頼する。あるいは作った物を見せて、それを改善してもらう。彼らが批判してくる?Tiヒーローは傲慢だと思われやすい。
彼らはただ改善しようとしているだけである。ISTPの喜びを実感するもうひとつの方法は、何かを教えてもらうことである。ISTPは指導者として他の人に教えることを好むが、あなたに教えることができないと、ISTPは相手への敬意を失う。ISTPは現実の中で生きているため、教えることができなければ、自分の子供たちへの敬意すら失うことになる。彼らは今この瞬間に生きている。彼らは現実に期待しており、理論など全く気にしていない。ISTPにとって理論は現実ではない。N型の子供は苦労するだろう。ISTPはツールの使い方を教えようとするが、子供はそれにあまり興味がない。
そしてISTPは悪い親であることに罪悪感を覚える。ISTPが知っていることを、子供に教えることができない。その結果、彼らはさらに憂鬱になる。彼らはそれを非常に個人的なものとして受け止めている。したがって、ISTPの視野を広げ、自由を与えて、何かを教えたり物事を見せたりできるようにする必要がある。彼らがあなたに与える反応は気にしなくていい。特に寝室では身を委ねて、ISTPに降伏する。完全な自由を与えることは、一種の降伏である。それが彼らに世界で最も喜びを与えるものであり、彼らが喜びに満ちている時、常に最高の洗練された体験を提供する。それがまさにISTPとの関係に望む全てであり、それは彼らの子供たちに対しても同様に当てはまる。
これがISTPの美徳と悪徳である。彼らが喜んでいる姿は非常に微笑ましい。この記事を参考に、ISTPが憂鬱に陥ることを避け、喜びを維持できるようにして欲しい。
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