今回は新たな人間育成シリーズの初回投稿である。タイプの本性については多くの投稿をしてきたし、今後も控えている。タイプの比較だけで32回も投稿しなければならない。しかし人間育成についてのシリーズは二つだけである。今回は神聖な性別の観点から、個人の主権について議論することになる。これまでに人間育成の観点から親密な関係がどのように機能するか、あるいは自己親密性の4つの柱と自尊心について話してきた。ピタゴラスによれば、何よりも自身を尊重することが人生の第一ルールである。それを念頭において、これが性別にどのような影響を与えるのか理解することが重要である。

性別が16タイプにどのような影響を及ぼすかというテーマがある。女性と男性では、自分のタイプに対するアプローチが異なり、心の4つの側面がどのように影響するかが異なるだろう。文字通り、それは優先順位の問題に帰着する。最終的に、これは陰と陽の均衡になる。陰陽の概念は光と闇だけでなく、男性性と女性性のエネルギーに根差している。男性性は人生の大きなことに焦点を当て、女性性は人生の小さなことに焦点を当てる。それが物理的環境や精神性とどのように連携するかにも影響があり、人間のあらゆる側面に関連する。しかし、神聖な性別が個人の主権にどのように結びつくのだろうか?そして、なぜ個人の主権をわざわざ持つのか?

全ては自己親密性の4つの柱に戻る。人は自分自身のニーズを満たすことに責任を負わなければならない。そして行動を強制するために個人的な基準を持ち、外部の力がその行動を阻害しないように個人的な境界線を設定しなければならない。その上で、個人的な目標を追求する。自己親密性の4つの柱によって自分を知り、自尊心を持ち、自己実現を達成できる。それぞれの神聖な性別のアプローチには、4つの元型が関連づけられている。王、戦士、魔術師、恋人である。この講義では、それぞれの元型を深く掘り下げていく。人間が人生において、これらの元型を完成させると、全体性に到達する。そして本質的に人生と発達において悟りに近づくことができ、自己実現を超越する。それがマズローの欲求段階説である。自己実現の上位にあるのは悟りである。この時、人は自分の最も深いギフトに同調し、身近な人々だけでなく世界に影響力を与えられるようになる。

ジョーダン・ピーターソンという男がいる。彼は男らしさや成熟した男性性に言及する機会が多く、世界中の男性に影響を与えている。ただし、成熟した男性性を持ちながら、国境を解放したグローバリストになることは不可能である。ロバート・グラバー博士の「ナイスガイ症候群」では、男性が境界線を持たない場合にどのような問題が起こるか紹介している。境界線を持たなければ、神聖な男性性や神聖な女性性を獲得することはできない。これはミクロレベルの話だが、マクロレベルでグローバリズムについて話す時は開かれた国境を意味する。

その結果、国家そのものが自尊心を失うことになる。国家、部族、人々の集団を尊重することとは、その主権を尊重することであり、境界線が尊重されることである。これはナショナリズムではなく、主権の話である。自尊心を持てば、隣人に尊敬される。これはミクロレベルでもマクロレベルでも同じことである。自己親密性の4つの柱を知らなければ、成熟した男性性も機能しない。もしこれらに注意を払わず、境界線を強制しなければ、人々はあなたが夢を実現することを妨げ、自己実現を妨害する。人々はあなたを自分たちと同様に未熟なままにしておこうとする。

目標を持ち、自尊心をもって自己実現を目指し、高貴さを高め、美しさを増すことに集中するならば、ミクロレベルで素晴らしいことになる。ではマクロレベルではどのような影響があるのか?これがこのシリーズのテーマである。ここでは、あなたの外側にあるマクロについて話す。自分自身を愛さなければ誰もあなたを愛さないため、他人と対話するには自分自身に集中しなければならない。自分を尊重しなければ、他人にも尊重されない。しかし、ここで話したいのは、ジェンダーの目的と、それを自分で達成する方法である。そして、それが文化やマクロレベルでどのような影響を与えるかを説明する。

この好例がマルコムXである。マルコムXは、自尊心を持つ人々の集団は個人でそれを行うだけでなく、集団でそれを行うという教義を主張した。自分の個人的な主権が守られない限り、自己実現や悟りに到達することはできない。自分の国、家族、コミュニティに個人の主権が侵害されることを許せば、自身の主権を侵害することに繋がる。つまり、あなたは成熟しておらず、自己実現や悟りにも到達できない。

国境を守るつもりがなければ、国家として自尊心がないことを意味する。それは個人にまで波及していくだろう。別にセクショナリズムを推奨しているわけではない。自己親密性の4つの柱を確立できれば、全ての人の国境、全ての人の境界が尊重されるため、我々の世界は一夜にして改善されるだろう。我々は主権に焦点を当てる必要がある。個人の主権を尊重し、他者の主権を尊重し、その文化を尊重するのである。

成熟した男性性の欠如、神聖な男性性の欠如の姓で、人々は個人の主権を持つことができない。彼らは自己親密性を高めることができず、成長しないので、他の性別や人種を差別する。誰もがそれを行い、有罪である。この問題を解決するには、各々が成熟する必要がある。ミクロの主権とマクロの主権を持つことである。

肝心なのは成熟した男性性や女性性、つまり王(女王)、戦士、魔術師、恋人に到達することである。これはロバート・ムーアとダグラス・ジレットのシリーズに基づいている。このシリーズは5冊あるが、私はそれらの全てを所有している。これはミクロレベルだけでなく、マクロレベルでも個人の主権を発揮する方法を示している。我々はお互いのタイプを知ることで相互尊重を行うが、自身を理解し、本質と育成の違いを理解することでもこれを行う。自分の人生を生きれば、他の人もそれを見て、自分も同様にありたいと願うようになる。そして時間の経過と共に、これが世界規模の新たな文化標準となるだろう。重要なのは個人の主権である。

これはただ共存するだけでなく、あらゆる場所で個人が自己実現を達成し、集団的な実現に到達する理想世界への鍵である。もはや誰も自分たちの文化を失うことはない。隣人に対する相互尊重のおかげで、文化が尊重され保護されることになるだろう。あなたが個人の主権を持つことで、世界がより良い場所になるのである。