ISTPは現実に強いので、一人で生きていくのに困らないタイプである。通常は何かのスキルを身につけて職人的な仕事に就くが、起業家になることもできる。その場合は、全てを一人で成し遂げるだろう。

テンプル騎士団は全てのタイプの中で、最も運動能力が高い。それはNFJも同様である。最も運動能力が低いのはNPだろう。ISTPの問題は、怒り以外の感情を表現する能力がほぼ皆無なことである。自分がどれだけ相手を気にかけているかを、わざわざ示そうとはしない。代わりに解決策を提示しようとするが、人々はそれでは不満である。ISTPはデフォルトで他人を馬鹿ゾーンに入れているので、議論することには興味がない。他人が自分を理解して、合わせてくれることを期待している。

ISTPには自分の気持ちを表現するのが難しいという弱点がある。劣等Feは他人に嫌な思いをさせることを恐れており、操作されて誰かと性的関係を持つことがある。特に劣等FeのINTPや劣等TeのINFPは、罪悪感を抱かされてセックスするリスクを負うことになる。ISTPは動機型なので、INPほどリスクはないが、彼らには他人の行動に責任を持つように理解させ、言葉ではなく行動を基準に他人を判断するように教える必要がある。

これが劣等Feを守る方法である。時間が経つにつれて、ISTPは言葉よりも具体的な行動の価値を理解し始める。これが、ISTPが「愛している」と言うのに苦労する理由である。特に男性にとって、それは単なる言葉であり、主観的なものである。客観的なのは具体的な行動であり、行動によって愛を示すことである。

妻は夫に愛の言葉がないことを責めるが、ISTPからすると、自分が毎日彼女の為にあれこれやっていることが愛である。行動しているのだから、言葉で愛を示す義務からは免除されてもいいはずだろう。ISTPの弱点は、言葉の裏にある真意を読み取れないことである。若いうちは劣等Feで他人の言葉を真に受けるが、Seペアレントが発達してくると、行動を重視するようになる。

他人を行動で判断するようにすれば、罪悪感を抱かされて、したくないことをやらされることは回避できる。これは本当に重要である。もう1つの弱点は、十分な調査や裏付けがないことを心配することである。この場合は、読書をする習慣を身につける必要がある。これは彼らの潜在意識ENFJに力を与える。こうすることで、彼らは人の話に耳を傾けることができる。ISTPの更なる弱点は、人の話を聞かないことである。彼らは非常に頑固である。

ISTPは偉大な教師になるはずだが、それは頑固になるのをやめて、人の話を聞く場合である。自分より優れた人から話を聞き、それを人々に教えれば、その人たちを成長させることができる。ISTPの人生の目的は、偉大な教師になることであり、そのためには頑固になってはならない。彼らはリサーチする必要がある。

ISTP最大の弱点は、他人の意図に全く気付かないことである。彼らは意図が行動に付随していると自動的に想定している。Niチャイルドは意図と行動が直結しているので、他の皆も同じだと思い込んでいる。INTPである私の観点からすると、行動と意図は完全に別物である。Neトリックスターは「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉から、これを学んだ方がいい。

ISTPとて、自分の行動が意図通りの結果にならなかったことはあるだろう。彼らは自分の行動の結果に気づいていない。しかし、なぜか他人を判断する時は行動と意図が完全に一致していることが前提なのである。喜ばしいことに、あなた方は問題を修正して解決することができる。自分の行動の結果を認識できないために窮地に陥っても、戦術的に抜け出すことが可能である。ただし、何故その状況に陥ったのかは認識して、忘れないようにノートに書き留めておいてもらいたい。