INTJを育てる方法は近々メンバーシップに投稿するが、親は子供とどのような関係が最適なのかという問題がある。もしゴールデンペアのENTPが親だったら、Fiチャイルドは大いに甘やかされるだろう。

楽観的なNiヒーローとFiチャイルドが組み合わさると、ペアレントの開発に苦労することになる。その結果、Fiチャイルドの優越コンプレックスが発達して、INTJは社交に苦労するに違いない。相性が良いことは、必ずしも最善に繋がるわけではないのである。親は子供の友達ではなく、親にならなければならない。

友達は援助してくれることもあるが、援助を拒むこともある。子育てにおいて、援助を拒むのは良くない。そして知覚機能はそれほど重要ではなく、判断機能が優先されるべきである。子育ての目的は、子供に適切な判断力を養わせることである。親の小言は、ティーンエイジャーに判断力が欠けているからこそ発生する。

セクシャリティは知覚機能と結びついているため、脳内のドーパミン放出に最も影響を与えると考えられるが、判断機能は絆に関わるオキシトシンと結びついているだろう。これは単なる信念だが、親子関係は知覚機能より判断機能に依存している。もし適切な子育てをしないと、UD/UFとして無意識に苦労したことが２倍になる。その苦しみは必ずしも無駄ではなく、強さやモチベーションの源にすることもできる。

INTJを育てるのに最適なタイプは、仕事において相性が良いESTPである。感情的互換性は最高だが、知覚機能の互換性はない。INTJは自分が世界で最も優れたパフォーマーであると容易に信じ込むが、ESTPにとってそれは真実ではない。もしENTPが親だったら、彼らはINTJを応援するだろうが、ESTPは欠点を指摘して、スキルを磨かせる。

Seヒーローが最も嫌うのは、人々が近道をすることである。それは彼らを苛立たせる。だからこそ、ESTPは劣等Seを憎むのである。劣等Seが近道をしていると、ESTPはそれを弱者として認定する。彼らは努力する気がなく、優柔不断で、薄っぺらい。ESTPはINTJのペアレントが発達するのを助け、Ni-Fiループを防ぐことで、Fiチャイルドの優越コンプレックスが発生しないようにする。

特定のタイプが特定の親から生まれるというパターンが存在する。ESTPとINTJが親子になるのは非常に一般的であり、これは神の摂理である。あるいは、人間が生き延びて、どんな環境にも適応できるように、遺伝として受け継がれた特性なのかもしれない。特定のタイプが特定の親から生まれるのは、人間の生活を保証するバックアップログのようなものである。

ESTPがINTJを育てるのも、その一環である。TJの子供はすぐに癇癪を起すが、Seヒーローはそれを受け入れない。INTJは注目を集めようとしているが、残念ながらESTPはINTJが望む選択肢を提供しない。もしENTPなら、彼らは何も考えずにINTJの望みを叶えて、子供を助長してしまうだろう。これが核家族の問題である。家族が十分に大きくないと、成長の為に必要な仲間意識や、受け入れられていると感じる相性が不足する。すると長子が犠牲になり、必ずと言っていいほどUD/UFになってしまうのである。

古代では長子が大きな敬意を持って扱われたが、現代では母親の雑用係である。そして末っ子が甘やかされ、全てを手に入れる。あなたに複数の子供がいるなら、長子を尊重して、特別扱いした方がいい。他の子供は、あなたが未熟な時に育てられなくて済んだから、可愛く見えるのである。長子が多くの苦しみや我慢をしていることを、他の子供たちにも教えるべきだろう。それが公平というものである。しかし勿論、愛とは公平ではない。

現代の家族では、子供は父親のアイデンティティを受け継いでおらず、父親は子供に無関心である。父親にとって結婚することや家族を持つことは義務であり、何かの意味を感じているわけではない。いつも父親が悪いわけではないが、父親の不在がもたらす問題は大きい。話が逸れたが、現実の状況がどうであれ、INTJの子育てに最適なタイプは、職業的互換性が最高のESTPである。