ESFJとENTPの関係性を一言で表すと、まさに地獄である。この2タイプは対立関係にあり、大きな問題になる。対立関係は同じクアドラの外向同士、内向同士で、お互いに非常に競争的になる。
これらのタイプは上位4つのスロットに全て同じ心理機能を持っている。彼らは二人とも他人に望まれることを求めており、快適になりたいし、自分の話を聞いて欲しい。そしてどちらも他人に最優先されるように努力している。彼らはそのニーズを満たしてくれることを相手に期待している。これは深刻な問題を引き起こす。
問題を引き起こすのは、ソフトロッキングと呼ばれるプロセスである。これは他人とやり取りしている時に、お互いの心をソフトロックして、自我、無意識、潜在意識、超自我に自動的に移行することである。ESFJのFeヒーローはFiを探しているが、ENTPの自我には存在しない。無意識INTJのFiトリックスターに頼らなければならない。
同様にNeヒーローはESFJの無意識でNiトリックスターをやっと探し当てる。これらは両方とも楽観的な機能である。覚えておいてもらいたい。対応する機能は楽観主義同士、悲観主義同士しか作用することができない。楽観的な機能はヒーロー、チャイルド、ネメシス、トリックスター、悲観的な機能はペアレント、劣等機能、クリティック、デーモンである。
これらの両タイプはソフトロックでお互いを無意識に閉じ込める。彼らにとって、相手の自我は重要ではない。自分の傍にいる時は、相手に無意識に移行してもらいたい。彼らは常にお互いを自我以外の心の側面に閉じ込めようとする。自我に対応する機能を見つけるには、無意識を探らなければならない。それが両者に予期せぬ感情を生み出し、彼らはお互いを受け入れない。それは彼らが同じものを求めて競争しているからである。
ESFJとENTPはどちらも外向的な楽観機能と、悲観的な内向機能を持っている。これによって脳内の神経経路が置き換えられ始める。これが子供時代に起こると、「あなたはそのままでは十分ではない」というメッセージに繋がる。このため子供の無意識が発達することになる。NeとFeは身近な家族から承認を得ようと一生懸命に努力するが、それは失敗して、良い経験を得られない。
ESFJとENTPの機能は同じものを巡って互いに競争している。対立関係ほど機能上の競争レベルが高い関係はない。だからこそ、対立関係はお互いに憎み合ったり、何らかの形でライバルになったりする。そして無意識が発達すると、放浪者よりテンプル騎士団の方が安心できると感じるようになる。対立関係そのものが上手くいかないだけでなく、他タイプとの関係にも影響を与えることになるのである。
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