ESTPのみならず、TPは人格否定を受けて厭世的になる傾向がある。人々はESTPがデフォルトで無責任であると認識して、ESTPを望まなくなる。ESTPは誰とも真に繋がっておらず、人々はESTPを無責任だと思い込んでいるので、彼らは非常に落ち込んでしまう。

彼らは結果重視なので、人と繋がることを簡単に諦めてしまう。SPの中で、ESTPは最も諦めが速い。これはESTPにとって良くない性質である。何かが上手くいかない場合、特に自分が原因となった場合、彼らは自分がそこにいない方が良いと思い、完全に撤退してしまう。つまり、逃げ出すのである。そして、ESTPは自分が引き起こした問題の解決をあなたに押し付ける。

原因が自分なら、そこに留まって修正するべきである。これがESTPが刑務所行きになる理由である。劣等Niで誤った意思決定を行い、自由が失われる。ESTPの自由は誤った意思決定を行い、他人が片付けるべき混乱や否定的な結果が生じる。そしてESTPは刑務所に閉じ込められる。STPは麻薬中毒者になっても、自分を傷つけているだけで、他人を傷つけていなければ問題ないと思っている。しかし、自分で気づいていないだけで、他人に悪影響を及ぼしているのである。

Neデーモンは機会費用に全く気付いていない。目の前にいる誰かを傷つけていないからと言って、それが現実ではないということにはならない。彼らはそれを免罪符にするのが好きである。あなたは他人の悪行を言い訳にして自分を正当化するのではなく、成長して中身を持った方がいいだろう。ただし、それには自分を何度も拒絶しなければならない。なぜなら、あなたにはアイデンティティがないからである。あなたが自分のアイデンティティを投資しているものは、全く価値がない。

Fiトリックスターは、何に投資するべきか全くわかっていない。だからTeクリティックは何が価値があるのか、他人に意見を聞く意欲を持つべきである。自分で判断できるほど賢いとは思わないで欲しい。あなたは情報弱者のSPである。結局のところ、ESTPが人生を嫌う唯一の原因は退屈である。とはいえ、退屈とは実際には存在しない。これは必要な活動、あるいは望ましい活動がない状態を表しているに過ぎない。

それが退屈の定義である。ESTPは何かに気を散らしていることを人生の唯一の目的としている。彼らは非常に退屈しており、Seヒーローは活動から活動へ飛び回り、色々なものに気を散らしている。つまり、活動不足がESTPが人生を嫌う理由である。問題は、彼らがどの活動に従事すべきかわからないことである。その結果、ESTPは考えなしに行動する。

考えずに行動すると無責任になり、誤った決断を下し、他人に悪影響を及ぼす。そしてESTPは刑務所行きになる。単に気を紛らわしたいだけの欲求は、やりたいことややるべきことがない場合に生じる。するとSiネメシスは義務に対して不活性になり、それが彼らを更に落ち込ませる。そしてESTPは全集中力を現実逃避に注ぎ込む。

ESTPが何も成し遂げられず、非常に非生産的で、家族に大きな負担をかけるのは迷惑である。彼らは人生でなすべきことを持たず、その痛みから逃げるために一時の快楽に逃げ込んでいる。それが人々を遠ざけている。ESTPは恋人や仲間と親密になりたいが、こうして負担になっている状態では、相手はESTPと親密になりたくないだろう。

ESTPは繋がりを切望しているが、自分が怠惰であることに気づいていない。彼らは自分がやりたいことに全ての時間を費やしたい。やりたくない義務を負わされることを心配していて、結局は何も成し遂げられない。そして誰かに助けを求める。誰かが彼らを助けるが、ESTPは無責任に自分のやりたいことだけに全てのエネルギーをつぎ込むだけである。そして気晴らしと現実逃避で人生を一杯にする。Seヒーローは常に継続的な活動を必要としており、ダウンタイムがあると、Siネメシスは二度と動けなくなるのではないかと心配し始める。

ESTPの男性には仕事と言うパフォーマンスの負担がある。少なくとも、生きるために働かなければならない。殆どの場合、額に汗して会社に一生を捧げることになる。そして死ぬ。女性も同様である。彼女たちは男性になりたい。男性らしさは社会に求められているが、女性らしさは放棄され、家族にさえ馬鹿にされることがある。

ESTPの女性は自分が女らしくないと思い込んでいるが、そうすることを選択すれば、行動を通じて女性らしくなることができる。彼女たちはそれをやりたいと思いさえすればいい。場合によっては、SFJの女性より女らしくなれる。努力する限りは、学習した行動が生来の才能に勝ることもある。

育成が生まれつきの性質に勝ることはよくある。性質とは、単なる基礎に過ぎない。その基礎の上に築かれるのは育成である。だからこそ、オクタグラムが存在するのである。ESTPが人生を嫌うのは退屈が原因だと簡単に言うこともできるが、実際には、彼らは責任を先延ばしにしている。それが本当の原因であり、彼らは責任を取れるようになる必要がある。責任を取らなければ取らないほど、実際に得られる自由は少なくなる。「規律は自由」である。それがESTPに人生を愛させるカギになる。