「ENTJが粗末に扱うのは恋人ではなく従業員では？」という声が聞こえてきそうだが、ここには多くの理由がある。そもそも男女の関係性に摩擦が生じることは不可避であり、まず男性が女性をデートに誘った時に断られることは珍しくない。

彼女はあなたを好きではない、あなたに魅力を感じていない、既に恋人がいる、仕事が忙しい、私生活で嫌なことがあったなど、あなたを嫌っていなくてもタイミングのせいで拒絶されることは多々ある。ENTJの反応は興味深いものである。彼らはTeヒーローと劣等Fiのせいで、自分を悪く思わないように全力で努力する。つまり、彼らは恥を感じたくない。

ENTJに近づくと、Niペアレントの選択権を奪われて動揺することがある。相手はENTJに興味を持っているが、ENTJはそうではない。ENTJが相手を望むなら、彼らからアプローチする。好意を寄せられることは、選択権を奪われることに等しい。だからENTJは否定的な反応を示すのである。

ENTJは人をゴミのように扱うという評判がある。もしINTPやINFPが勇気を奮い起こしてENTJをデートに誘ったとすると、少なくともENTJはその立場は理解する。彼らは率直型なので、率直に要望を伝えてもらうことは喜ばしいことである。NPが奮い起こした勇気を尊重することもある。

ENTJが彼らを拒絶したとしても、Niペアレントは「やっぱりあの人が欲しいかもしれない」と考え直して、追いかけてくることがある。ENTJは常に求愛者になりたいのである。たとえ相手が好きでも、相手からアプローチされると、ENTJは否定的な反応を示し、あらゆる場面で相手を粗末に扱う。彼らは追う側になりたいのであって、追われる側になりたいのではない。これは多くの人にとって、理解に苦しむ概念である。

ENTJの中には、これを信じられない人もいるだろう。Seチャイルドはありとあらゆる間違いを犯す機会を求めており、それでもENTJのそばに居てくれるほど強い人を望んでいる。ENTJが失敗しても彼らを見捨てない人と一緒に居たい。Seチャイルドは常に自分が失敗する可能性を意識しており、それに耐えられる強さが彼らにとって重要である。これがENTJが好きな人を粗末に扱い、それでも相手が離れないか確かめる理由である。

これは男性に起こりやすく、女性には起こりにくい。ENTJの女性は自分が酷い仕打ちをした後に男性に拒絶されても、寛容である。当然と言えば当然だが、男性は彼女の無礼を非難するだろう。ENTJの女性は彼をさらに追いかけて、追撃する。つまり、ENTJがあなたに興味を持っているならば、彼らはあなたを手ひどく扱い、Seチャイルドに耐えられるかどうか確かめようとする。

これは楽観的なSeユーザーに特有の傾向であり、性別を問わずESTPですらやることである。少なくともSeヒーローはある程度は休んだり栄光に甘んじる意志があるが、ENTJのSeチャイルドにはもっと大きなニーズがある。Seチャイルドはより活発で、拒絶に対して遥かに敏感である。

異性のENTJがあなたを粗末に扱うなら、彼らがあなたに興味があるか直接たずねることを検討した方がいいかもしれない。単なるパワハラである可能性もある。興味があっても、冒頭に挙げたような摩擦があれば、ENTJは必ずしもあなたと時間を過ごすわけではない。彼らにとって時間と場所は重要であり、それを学ぶのは難しい。

INTJとの違いは、INTJはあなたを完全に無視して、存在しないかのように振舞う。部屋に入ってきても、彼らの視野には存在しない。INTJが少しでもあなたに注意を向けたり、あなたを見てくれれば、彼らはあなたに全神経を注いでいることになる。ENFJはSeチャイルドで相手を窒息させるタイプである。彼らは人を窒息死させることを好む。

ENTJにこれを指摘すれば、彼らはあなたを尊重するだろう。誰もENTJのでたらめを見抜くことができないからである。それができれば、良い関係の基盤になる。これを踏まえた上で、ENTJにアプローチしてもらいたい。