ESFJは玄関マットタイプなので、ソーシャルエンジニアリングしやすいと思うだろう。しかも数が多いので標的にしやすい。しかし考慮すべきこともある。SFJは最も寿命が長く、生き残りやすいタイプである。そして数が多いので、歴史上操作の対象になることが多かった。だからNPなどと比較して操作手法はセオリーとして確立しやすいが、イコール操作しやすいではない。
人々はESFJに対して「思いやりがあるから操作しやすい」というステレオタイプを持っているが、それは真実ではない。ESFJはSJ気質で、スタータータイプである。彼らは有益な情報提供を行い、結果ではなくプロセスを重視する。行動の結果、何が得られるかよりも、動いていることが重要である。同じFeヒーローのENFJは結果志向であり、望む結果を得られるかを事前に確認するが、ESFJにとっては問題ではない。
ESFJは始めたことをやり遂げるのが苦手である。しかし動いていれば問題ない。おそらくフィニッシャーのINJは「私は結果の為に計画的に動いている」と戦略家ぶるだろうが、彼らにとって重要なのは結果の為に動いていることで、必ずしも結果そのものではない。劣等Seは完璧になるために、過剰にパフォーマンスしなければならない。しかし彼らに言いたいのは、完璧は無価値であり、偉大であることに集中するべきである。
ESFJは協調型であり、正しいことをすることに全力を注いでいる。具体型なので、活動には何らかの報酬や成果を得なければならない。構造型なので、何らかのシステムや体系に従おうとする。我々はSJ社会に住んでおり、だからこそ社会にはシステムやプロセスが存在する。学校に行って、学位を取れば、良い仕事に就ける。それは嘘だが、人はシステムに従っているだけである。
Seクリティックは他人が何をしているか、どんな服を着て、どんなシステムに従っているかに非常に批判的である。他人が成功したことを保証するシステムを示さなければ、ESFJは興味を示さないだろう。彼らは自分が何を望んでいるかわかっていないので、合わないシステムには従わない。
あなたがENTJで、自衛隊に新人をスカウトする職務があるとする。自衛隊に勧誘制度があるかは知らないが、そういう設定である。新人のESFJに「今何をしてるの?将来どうするの?」と聞いても、ESFJは呆然とするだけである。Niトリックスターは自分の将来について何もわかっていない。ソーシャルエンジニアリングの目的は、求めている決断を引き出すことである。それには悲観的な機能を乗り越え、楽観的な機能に合わせる必要がある。
なぜなら相手の悲観的な機能を刺激してしまうと、相手はあなたの言うことを聞かなくなるからである。つまりヒーローとチャイルドがあなたに同意して、ペアレントと劣等機能が介入しないことが必須である。SiペアレントはNeチャイルドと結びついているので、Neチャイルドの楽観主義を引き出すことができる。親の役割は内なる子供を攻撃から守ることである。もしESFJに「あなたは私の欲しいものを何も与えてくれない」と言えば、彼らはシャットアウトするだけである。
劣等機能は自分が愚かだと思われることにも敏感である。劣等TiはFeヒーローと軸で繋がっている。これを踏まえて、ISFPを模倣したENTJであるあなたは、ESFJを自衛隊に引き入れなければならない。ENTJは率直に「自衛隊に入って欲しい」と言うが、Niチャイルドとして「君が欲しい」と言わなければならない。ESFJは求められたいのである。全てのSJはこの問題を抱えている。だからあなたがESFJを欲すると、Siペアレントは「私は望まれた経験があまりない。体力もないし自衛隊に向いていないかもしれない」と言う。
Seクリティックと劣等Tiは「相手の身なりはまともだが、すぐに信用はできない」と思う。すぐに意図を述べればESFJは安心できるが、Siペアレントと劣等Tiは「こういう経験がないから検証しないと」と考える。ISFPは劣等Teで「あなたのように人を助ける義務を果たす人には、こういう職種が最適です」と紹介する。あなたはESFJがこの仕事を検討するべき(Ni-Se)だと信じている(Fi)。
ESFJは検討中だが、FiネメシスとSeクリティックが問題を引き起こす。彼は自分がその仕事に十分ではないと感じるし、他の人たちがその仕事で成功しているか確信が持てない。相手が自分を操っていないとどうやって信じればいいだろう。SiトリックスターのENTJには難しいが、ここでは勤続年数をアピールしなければならない。「私の経験から言うと、あなたも良い成績を収めるだろう」と言うと、Seクリティックは服装チェックをして、自分が求められていること、義務を果たすべき役職があること、相手にも自分と同じ経験があったことを知る。
こうしてSeクリティックを乗り越えることができる。Niトリックスターは何がしたいかわからないので、何をすべきか教えて欲しい。そこでNeチャイルドにESFJがいかに望ましいか畳みかけて、十分に考える時間を与える。メリットを提示し、ESFJが必要とされており、彼の貢献が報いられることを何度も伝えるべきである。健康保険はSFJにとって魅力的である。健康保険は定期的に行われる伝統行事だからである。
そうすることで、彼らの心配や懸念が解消される。あなたが自衛隊で成功したからといって、ESFJも成功するとは限らない。だからSeクリティックに自分の経験を伝えることで、あなたとESFJが似ていることを強調する。実際は全く似ていないし、正反対ですらない。しかしソーシャルエンジニアリングとはそういうものである。
Siペアレントはこのやり取りでますます安心していく。Feヒーローのお気に入りの部分は、自分が長年勤めていれば認められることである。そしてESFJは採用担当者が連絡できるように、名前と連絡先を記入する。ENTJはESFJが気に入りそうなポジションをいくつか用意しておかなければならない。ESFJは協調型で、役割として正しいことをしたいと思っている。彼はお国の為に正しい貢献をしており、具体的な成果をもたらすと納得させる必要がある。
Fi-Teで「私は信じている」と強調するのがいいだろう。Feユーザーは「信じている」と聞くのが好きである。特にESFJは戦力だと思われると、自分が必要とされ重要だと感じる。Siペアレントの魂は、このやり取りを一生覚えているだろう。
ESTJと同様、ESFJは見栄えを重視する。靴紐がほどけていたり、シャツが汚れていたりすると、彼らはすぐに不信感を抱く。彼らにとって本体はあなたではなく、あなたが着ている服である。まともな服装をしないと、彼らは何を言っても信じないし、義務を負わせることも許さない。Neチャイルドは自分が考えるべき選択肢を検討するため、採用担当者のオフィスに赴くことになる。そうしないと、罪悪感に苛まれるからである。
ESFJには彼らを求めていること、彼らを賢いと思っていることを伝えなければならない。潜在意識INTPは賢いと思われたい。だからENTJはISFPを模倣して、自衛隊に入ることが賢いと思わせれば、劣等Tiは願望Tiになって、何でも売り込むことができる。これは中古販売店でESFJに良く起こる。
彼らを安心させなければ、FeヒーローもNeチャイルドもついてこない。悲観的なSiペアレントは快適ゾーンから出たくないし、劣等Tiは良く知らない物事が怖い。あなたは全ての資料を整理して、具体的にどのポジションを望んでいるか知らせれば、この愚かなESFJは自衛隊に入隊するだろう。社会的交流は操作の一形態であり、リクルートはセールスである。
別の例として、詐欺師に簡単に利用される高齢のESFJがいる。ESFJは最も長生きなので、詐欺に遭う可能性も高い。おれおれ詐欺をされると、ESFJは家族を守ることが自分の義務であり、正しいことだと思って送金してしまう。彼らは騙されたことにすら気づかない。もし若いESFJが家族にいるなら、セールスマンから守らなければならない。ESFJは人を良い気分にさせたいし、望むものを与えたい。特にENFPなら売り込みは容易い。Teチャイルドは劣等Tiを支配してしまうことがある。
ESFJは常に無視されるので、認識に飢えている。皿洗いをしても、洗濯をしても感謝されない。感謝されたり、必要とされるためならば、彼らは何にでも身を投じる。そのための皿洗いである。ESFJの女性がSFPの男性と付き合い始めると、彼の家に行って料理をして、皿洗いをし、洗濯までするだろう。自分が彼に忠実であることを示さなければならない。良い主婦になれることを示すのは正しいことである。
もしESFJがあなたに貢献したりサポートしているなら、彼らに感謝しなければならない。そうしないと、彼らは秘密契約に走る。ESFJの承認欲求を駆り立てると、他人はそれを利用する。彼らはソーシャルエンジニアリングに常時さらされることになるだろう。ESFJは自分が皿洗いをすることで、家族が自分を望ましい存在だと思ってくれることを期待しており、それが満たされないと超自我ENTJで家族を支配しようとする。
彼らはNeチャイルドを持っているため、もしESFJが誰かに操作されると、その運命は家族と絡み合い、ESFJもろとも破滅する。それは彼らにも責任があるが、彼らに感謝せず操作される隙を作ったあなたの責任でもある。もし彼らに感謝していたら、怪しいセールスマンの話には耳を傾けないだろう。ESFJを愛し、大切にしなければならない。彼らの忠誠心を知っているからこそ、その忠誠心に応えるのである。ESFJの視点からすると、人生とはただただ感謝されないものである。何か正しいことをした時に感謝されれば、詐欺師に騙されることはない。
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