今回はアーティストとして知られるISFPの美徳と悪徳を紹介する。ISFPは情報提供・応答・制御型のバックグラウンドタイプであり、自由を愛するSP気質の人々である。彼らのアートがどのように創造されるかは、美徳と悪徳を適切に発揮できるかに応じて決まる。

美徳を発揮しているか悪徳を発揮しているかはさておき、ISFPは文字通り芸術作品を生み出すこともあれば、掘削機で物理的環境を操作することもある。ISFPの美徳は勤勉、悪徳は怠惰である。最も勤勉なのはエース労働者のISTPだという意見もあるかもしれないが、彼らの美徳は喜びである。

ISFPは芸術活動を行う際に、それに満足していなければならない。アートにしろ何にしろ、彼らが取り組んでいることは重要である。それはISFPの内面から生じたものであり、全てである。アートは単なる目的への手段やプロジェクトではなく、全精力を注ぎこむ対象であり、自分たちのありのままの姿を表現することに満足していなければならない。それがISFPを勤勉にさせる理由である。

ISFPが勤勉である背後には、どんな瞬間にも価値があることを確認する必要性がある。ISFPは店に行ったり日常的な雑務をこなすのに、行き当たりばったりで無秩序に遂行するのではなく、タスクリストを一度に完了して満足しなければならない。そうしなければ気分が良くないのである。

彼らが美徳の勤勉さを発揮すれば、何でも成し遂げることができる。ミケランジェロのようにパトロンの為に勤勉に働いたルネサンスの芸術家は、ISFPである。他のTe-Fiユーザーと同様に、ISFPもタスクリストを愛している。しかし、これが悪徳を誘発するトリガーとなることもある。あまりにもリストが膨大になると、ISFPは圧倒されてしまい、モチベーションを失って、やる気がなくなってしまう。そして彼らは、文字通り怠け者になる。　

核となる価値観から生じた感情でない限り、彼らは何もするつもりがない。外部から押し付けられた動機では、何もする気が起きない。ISFPは何も達成するつもりがなく、彼らを雇う場合はこれに注意しなければならない。ISFPがあなたのビジョンに同意しない場合、彼らは９時から５時まで機能する作業員でしかない。一日を通して最小限の仕事しかしないだろう。彼らが行われていることに価値を感じておらず、あなたと価値観が一致していない場合、ISFPは可能な限り怠けることを選択する。

ISFPのやる気がある時、彼らは自分が行ったことや作った成果物を見せようとする。あなたがそれを無視すると、ISFPは怠惰になり、家事や子育てにも興味を持たなくなる。あなたが自分のことを良く思っていないなら、ISFPはやりたいことをやるだけである。これはISFPにとって普通のことであり、よく見られる行動パターンである。

ISFPが一度動き出すと、止めることはできない。これが不動のオブジェクトであるSFJと関係を結ぶように作られている理由である。彼らは罰を受けるように作られており、ISFPが投げた皿を受け止める役目がある。ISFPの怠惰は仕事でも恋愛でも問題になる可能性がある。ISFPは記念日を突然忘れてしまう。人々がISFPを評価しないことを劣等Teは恐れている。人々がISFPを評価していなかったり、ISFPに良い気分を抱いていないと、こうした問題が起こる。

どうやってこれを回避すればいいのか？ISFPを勤勉に戻し、美徳を発揮させるにはいくつかの戦略がある。まず第一に、ISFPを高く評価していることを常に彼らに伝えることである。彼らの芸術や、彼らが見せてくれるものに感謝する。こうすれば、彼らは自分が大切にされていると感じて、お返しにあなたをサポートしてくれるだろう。

あなたが思慮深くなるだけで、ISFPの怠惰を防ぐことができる。計画を立てるのはいいが、その計画がISFPの邪魔をしないように気を付けなければならない。彼らはバックグラウンドタイプなので、快適にキャンバスに絵を描ける環境にいたい。常にアートを制作できるように、キャンバスの近くにいなければならない。家事や雑用がISFPからキャンバスを奪う可能性がある。その場合はリストを作り、それをISFPに処理させると、彼らは上手くできたことに気分が良くなる。

そしてISFPが最高の経験を与えてくれたことを感謝すれば、言うことなしである。するとISFPは活性化され、より勤勉で有能になっていく。頼まなくてもあなたとの関係を優先するようになるだろう。ISFPにとって物事は価値観によって順位づけされなければならず、あなたが彼らを高く評価し、構造化されたリストを作ってやれば、彼らは勤勉に働く。そしてISFPの有能さに感謝することで、彼らにエネルギーを供給するのである。

ISFPが怠けていて、リーダーシップを取れておらず、将来性のない仕事に就いているならば、自分を顧みる必要がある。もしISFPが銃器を作成して、その銃器に個人的なブランドが付与されたり、何らかの価値が伴うならば、彼らは非常に熱心に取り組むだろう。仕事に何のビジョンも見えない場合、新しい仕事を探すか、起業した方がいい。ISFPはSeペアレントで優れた製品を作ることができるので、皆がそれを高く評価する。そしてISFPは良い気分になるのである。そのためには怠惰をやめて、勤勉にならなければならない。

ISFPが怠惰になると、だらだらと人間関係を続けて、相手に借りがあるかのように錯覚していることがある。しかし、あなたには人間関係で良い気分になる権利があり、良い感覚を与えるためにやりたいことをする権利がある。自分を高く評価してくれる人を探すためには、関係を清算して次に進む必要がある。ISFPは対立を好まず、自分が道徳的に良い人であると感じたいが、それが不利益をもたらすなら話は別である。ありのままのあなたを評価し、アートを生み出す自由を与えてくれる人と一緒にいなければならない。

ISFPが勤勉なら、それは彼らが価値のあることをしているからである。そうでない場合、彼らは怠惰になる。より良い社会を実現するにはISFPを動機づけなければならず、それに失敗すると彼らは暇を持て余し、座って何もせず、９時から５時まで省エネで勤務時間をやり過ごすことだけを考える。なぜ？彼らは気分が悪いからである。ISFPは製品の品質を疑っており、上司が悪い人なので、キャンバスに絵を描く気分ではない。だからISFPが置かれている状況を分析して、適切に対処しなければならない。そうすれば彼らは勤勉に戻るだろう。