INFJの美徳と悪徳から少し間が開いたが、今回はISFJの美徳と悪徳の話である。彼らのインタラクション・スタイルはバックグラウンドタイプ、情報に反応する制御型で、過去に焦点を当てた保護者である。ISFJの別名は守護者であり、正義感を持ち、公正なタイプである。驚くべきことに、ENTPの潜在意識はISFJである。Siヒーローには、美徳として重要な要素が付随する。

彼らの美徳は信仰、悪徳は恐怖である。ISFJは教会で最も一般的なタイプである。彼らは信仰の領域を支配し、信念体系や伝統を擁護する。教えられなくても、彼らは自然とそうするようになる。なぜISFJにとって信仰が重要なのか?彼らには限りない希望がある。Siヒーローは信仰へのアプローチとして、非常に興味深い方法を持っている。それは忍耐強く、何にでも耐える能力から由来している。

彼らは非常に高い持久力を誇り、この持久力でどんなことでも乗り越える。ISFJは全てのタイプの中で、最も多くの罰に耐えられるように作られている。それは肉体的な罰も、感情的な罰も含まれる。彼らは打撃に耐えられるので、格闘技に参戦することがある。彼らの戦略は、相手より耐えることである。彼らは水のように振舞い、いつかは目的地にたどり着く。ISFJは自分が高い忍耐力を持っており、最終的には自分が勝つことを知っている。彼らは他のどのタイプより長生きする。その知識をもって、非常に強い信仰心を手に入れるのである。だからこそ、ISFJは若い頃にサンタクロースやビッグフットの存在を信じる傾向が強い。特に男子はそうである。

ISFJが組織化された宗教や信仰体系の一部である場合、彼らはそれに固執し、死ぬまでその伝統を守る。彼らはINFJと同様に、Fiクリティックで高い道徳基準を自分に課し、人々を疎外する可能性がある。ISFJには耐える力があるからこそ、未来を予測することができる。以前に起こったことは全て再び起こるという、時間の第一法則である。過去に経験があれば、将来の結果を予測することができる。ISFJが何かを経験すると、これから経験することに備えてただ待つことができる。彼らの信仰の邪魔をしたり、彼らの信仰に疑問を投げかけると、ISFJはあなたを憎むだろう。彼らはあなたを疎外し、関係を断つ。ISFJの信念体系に同意しなければ、彼らは必死に戦い、あなたを裏切ることも辞さないだろう。

ISFJは宗教的な熱意を持っているが、それは恐怖と隣り合わせである。ISFJが組織化された宗教に執着するのは、Teトリックスターを補うためであろう。彼らはシステムについて心配することなく、容易にそれを受け入れる。彼らは極めて伝統主義的で、Fiクリティックに独自の社会的見解を持っているため、家族、友人、恋人などにその信念体系を強制する。その人々もISFJの宗教に加わることを期待しているのである。

時にその信念は盲目になることがある。それは彼らの悪徳である恐怖の結果である。ISFJは常に、人々が自分たちに対して悪意を持っている可能性に気づいている。これらの悪意のせいで、彼ら自身やその愛する人々が危害を受けるリスクに晒される。彼らはそれを未然に防ごうとしている。情報、つまり知識は力である。ISFJを倒したかったら、情報源を断ち切る必要がある。そうすれば彼らは全ての力を失い、無力化する。情報があれば、彼らは恐れずにいられる。情報によって経験が増え、Neで未来をより良く見通せるようになる。

彼らの正義は、復讐に変わることもある。ISFJが恐れを抱くと、彼らは結論に飛びつき始める。あなたの意図を早合点し、レッテル貼りをするが、Teトリックスターはその意味を理解していない。これは未熟なISFJの話で、成熟したISFJはそうではない。Siヒーローは年を重ねるにつれて、自分が誰かを疎外していることを追跡できるようになる。

彼らはバックグラウンドタイプで、孤独を好む。それでも、彼らは他の人々との接触を切望している。問題は、彼らの信仰が恐怖を動機とするものであることにある。その信仰が盲目的になり、行動を伴わないと、それは破綻する。ISFJは忠実であっても、怠惰で行動力に欠ける。それは恐怖のためである。恐怖のせいでISFJは盲目的に物事に従い、検証せずに伝統を信じてしまう。彼らは自分の信念体系に慣れ切っているので、わざわざTiチャイルドでそれを検証して、快適さを乱すことはしない。ISTJと同様に、ISFJも怠け者になってしまうのである。

彼らの恐怖は身近な人々にまで拡大し、自分の子供たちが罪深く、良い信念体系を持っていないことを恐れるようになる。そしてISFJは自分の家族に、その信仰を押し付け始める。ISFJは子供に車を与えるが、教会に行かなければ窃盗罪の罪で車を没収することになるのである。SFJの親は子供が罪を犯さないように自由を奪い、人生をコントロールしようとする。エホバの証人やモルモン教徒の勧誘員はISJである。Siヒーローは信仰を広める義務がある。彼らは潜在意識ENxPで宗教を売り込み、自分の経験を他の人々に伝えようとする。「あなたも私と同じ経験をしたいでしょう?」と。周りの人々に信仰心が欠けていることを恐れ始めると、それを強要するようになる。

特定宗教の信仰体系の評判が悪いのは、ISFJの恐怖が原因である。彼らはFiクリティックで、家族が同じ信仰を持っていないことに責任を感じる。そして罪悪感に駆られて、何としても家族にそれを強制しようとする。ISFJは親密な人々に自由を与える必要がある。たとえSFPがISFJを追いかけても、同じ信念体系を共有しなければ、付き合うことはできない。

彼らは自分の信念体系に反する人々と一緒にいることで、信仰に背くことを恐れている。信念体系よりその人個人を大切にすることこそ、真の義務である。ISFJに関しては、教会が個人より主権を持っている。教会とは何らかの信仰の象徴である。殆どの場合、信仰は何らかの形で報われる。ISFJは自分自身に対して強い信頼感を持っている。どんな困難や障害でも乗り越えることができるだろう。しかし、彼らは他の人々を疎外することを恐れるあまり、自分の子供の評判を傷つけ、刑務所行きにすることも厭わない。

これは未熟な、あるいは堕落したISFJの話で、全てのISFJに当てはまるわけではない。彼らが信仰心によって自信を持てば、記録に残る偉業を成し遂げることができる。だからISFJが何かしらの信仰心を維持できるように気を配ることが重要である。そして彼らを安心させてやる。しかし、もしあなたが不公平感を覚えたり、ISFJが信念体系を押し付けてくるようであれば、彼らの人間性を批判しなければならない。

あるいは子供に信仰を強いる場合も、コミュニケーションを取ってISFJを不快にさせなければならない。そして常にISFJに何を望んでいるか伝えなければ、彼らは境界線を敷くための情報を得られない。この境界線は伝統になる。「毎年、家族の集まりに参加しなければならない」とISFJは家族に呼びかける。ISFJは自分一人が出席する事態を恐れている。だから彼らが行動する前に、あなたが何を望んでいるか伝えなければならない。彼らは家族の伝統行事には細心の注意を払う。彼らが恐れるのは、あなたが来ないことである。そうしないと、ISFJは良い経験ができない。

ISFJは信念体系に関してリスクを冒す覚悟が必要である。信仰を深めたいなら、心を開かなければならない。他の考え方に自分を開かなければ、恐怖に屈するだけである。他の経験を通して自分の信仰を知り、それを試さなければならない。リスクを負い、失敗を覚悟し、苦しむ必要がある。その結果として知恵を得て、恐怖を克服することができる。何でも一度は経験して、自分の義務は何かを判断するべきである。何かに挑戦するからといって、それを信じなければならないわけではない。

他人があなたをどう思うかを気にするのではなく、心を開いて信仰を育むべきである。圧力と熱と苦しみで作られるダイヤモンドのように、新たな経験によって苦しまなければならない。あなたの信仰が鮮烈に輝くには、心を開き、失敗を許容することである。ISFJは罰を受けるように作られている。あなたより長く耐えられるタイプは存在しない。周囲の人々を信仰心に参加させるのではなく、自分の信仰を試して失敗を厭わないことが大切である。ISFJが恐怖の中で生きていると、自分だけでなく他人も傷つけてしまう。しかし、信仰の中で生きれば周りの人はそこから恩恵を受け、その忠誠心が評価される。ISFJが既に苦しんだ経験があれば、そこから明るい未来を皆に見せることができる。それがあなたが存在する理由であり、世界を変える方法である。