今回はSN違いのタイプ、ESFPとENFPの違いである。とある海外サイトによれば、タイプで迷っている人の多くはSとNの違いが問題になっている。エンターテイナーと擁護者は非常に似ているので、「どちらにも当てはまる」と感じるかもしれない。自分や他人を適切に判定する方法は、Level2とLevel15を参照してもらいたい。
ESFPはスターターであり、職人である。彼らは自由をベースにしたクリエイターで、今この瞬間に生きることに重点を置いている。彼らは現実的なので、何が正しいかではなく、何が上手くいくかに焦点を当てる。ESFPは興味や動機に基づき、具体的なアプローチを取る。EFPは両者ともにスターターなので、人々は混乱する。彼らは情報提供型なので、言葉数が多い割に何が言いたいかわからない。「車が壊れた」は事実確認ではなく、「車を修理しろ」という意味である。彼らは開始型なので、この推測ゲームを自ら仕掛けることに何の躊躇もない。
両者ともに行動型だが、ENFPはトリプル・ムーブメントなので、非常に素早い。彼らは混沌の中をスピードレーサーのように駆け抜ける。ENFPは理想主義者なので、何が正しいかに焦点を当てている。ここで言う「正しい」とは真実ではなく、信念の話である。彼らは「もしもこの信念が正しかったら」ということに焦点を当てる。ESFPが気にするのは、「それが何であるか」「彼らが何をしているか」である。
EFPの最大の違いはヒーロー機能である。ESFPにはSeヒーローがあり、ENFPにはNeヒーローがある。彼らは空間にある固定点を基準として、あらゆる未来を無制限に見ることができる。その中から信念に基づいてどれかを選ぶ。認識できる範囲は広いが、射程はやや短い。Neヒーローは形而上学に、Seヒーローは物理学に焦点を当てている。ESFPはあらゆるオブジェクトを観察し、その物体に記憶を保存してトーテムとする。
彼らが物体を拾うと、サイコメトリーのように、それにまつわる記憶を読み取ることができる。ENFPは事前に未来を予知することができるが、ESFPはその瞬間に全てを知る。彼らは物理的オブジェクトを変更および調整することができる。ESFPは物理的環境を操作して、素敵な風景を作り出したり、非常に鮮烈な装いをする。彼らはファッションに敏感で、フリルやアクセサリーが大好きである。
彼らは他の人に良い経験を与えたいと思っている。Teチャイルドは他の人々が自分についてどう思っており、自分の価値、自尊心、人間性をどう評価しているか把握している。TeはFiと繋がっているため、他の人がEFPを高く評価していると、彼らは非常に良い気分になる。同様に、SiとNeも繋がっているため、ENFPは過去に起こったことを将来も起こるだろうと予測できる。
彼らの自尊心は他人が自分をどう思うかに結びついており、道徳原則は他人が考える理論的根拠から生じる。ただし、相関関係は因果関係ではない。その結果、これらのタイプは他人が提示するデータに基づいて、道徳的な決定を下す。Teチャイルドは注目されるのが大好きなので、派手に着飾ったり、整形したりする。そしてSJに非難されるが、そんなことよりも他人に良い経験を与える、あるいは他人から良い経験を得ることの方が重要である。
Fiペアレントは他の人に高く評価してもらうことで、自分自身に満足したい。ただし、彼らは道徳に関して非常に責任感がある。ENFPやESFPの目標は、評価されてステータスを得ることだけではない。彼らの道徳原則は、何らかの要因で腐敗し、損なわれる可能性がある。このためENFPは堕落し、非常に利己的になり得る。Fiペアレントは利己的になる可能性が高い機能である。これが彼らがFeヒーローやFeペアレントと連携する理由である。最悪なことに、これでFeヒーローやFeペアレントの道徳性は高まる。
Fiペアレントは責任感を持って道徳心を発揮し、自分自身に満足したい。もし自分が邪悪なことに気づいてしまったら、彼らは自分に対して嫌悪感を抱くだろう。ただし、Fiペアレントの利己主義が裏目に出て、自分自身を高く評価し過ぎることがある。そして与えた以上に受け取ることになる。これはESFPの場合はそれほど問題ではない。Seヒーローは献身的な機能なので、他の人に良い経験を与えるのは得意である。しかし劣等SiのENFPの場合、全ては本人の経験によって決まる。だからこそ、堕落すると最悪のアドバイスを垂れ流すようになる。彼らはSeデーモンで他人に良い経験を与えることができないので、与える以上のものを受け取ることになる。
ESFPは間違ったものを望むことを恐れている。おまけにスタータータイプなので、始めたことをやり遂げることができない。だから彼らは他の人がやっていることを見て、全てを試さなければならない。問題は、情報収集に忙しすぎて、分析麻痺に陥ってしまうことである。そして彼らは決断を下すことができず、40歳になって自分の人生に悲しみを覚える。
それは恐怖が問題である。ENFPの恐怖は快適ゾーンから離れることである。失敗して知恵を得ると、劣等機能は願望機能になる。ESFPは潜在意識INTJにアクセスして、優れた戦略家になることができる。Teチャイルドは心の中で全ての失敗を整理して、成功のための戦略を立てられる。そして成功がやってくる。この成功は単なる幸運ではなく、10年以上も失敗し続けて掴んだ運命である。
Seは短期記憶で、Siは長期記憶である。ESFPはその瞬間に収集した全ての情報を、全て保持することができる。しかしSiデーモンの小さなハードドライブは、長期記憶をそれほど貯蔵することができない。そのせいで物忘れが酷くなってしまうが、ESTPとESFPはSPの中ではマシな方である。絶え間ない情報に圧倒されてしまうため、ESFPが何かを学ぶ場合は、ずっと座って講義を聞くのではなく、短時間で一気に行う必要がある。彼らは全ての情報を一度に取り込むことはできない。とはいえ、Teチャイルドは勉強が得意である。Tiトリックスターは論理的思考に欠けるため、公式がない分野では無力だが、数学など従うべき合理的な公式があれば望ましい結果が得られるだろう。
彼らは人生で成功するための公式を探している。それを象徴するのが個人ブランドである。これは彼らが発見して、独自に開発した公式になる。彼らはそれをあなたに売りつけようとする。素晴らしい戦略である。ENFPは快適ゾーンから抜け出して、新たな経験をして何度も失敗し、方法論やプロセスを開発する。すると彼らは願望を抱き、潜在意識ISTJとしてアレクサンドリア図書館になる。EFPはどのタイプより勉強から利益を得る。彼らに何か良いことをさせたかったら、ノンフィクションを読ませるといい。そのデータを取り込み、有用な形式で吐き出させるのである。
これらのタイプは大いに成功する可能性がある。ESFPは非常にアーティスト性が高く、芸術を生み出して素晴らしいパフォーマンスを披露する。これらは全てパーティーの主役になることを目的としている。一方、ENFPは素晴らしい経験を求めている。彼らは貧乏でありたくない。彼らは愛されて、自分に相応しい地位を手に入れたいと思っている。そのためには、多くの失敗を経験しなければならない。その結果として得た知恵を基に、アレクサンドリア図書館に解決策を蓄積し、異なるソリューションのパターンを組み合わせて、新たなプロセスを作成する。
あなたが求める成功の公式は、既にあなたの中にあるか、まだ本を十分に読んでいないだけである。我々はESFPのパフォーマンスを見たいし、ENFPのビジョンによって生み出された個人哲学を知りたい。そのためには、自分の利己主義を乗り越え、恐怖を克服しなければならない。ENFPは堕落する危険性があるが、個人ブランドについて彼らから多くを学ぶことができるだろう。
堕落していないENFPは、自分が何に感謝しているのか認識しているため、多くのものを与えてくれる。特に周りにFeユーザーが大勢いれば、彼らはENFPが何に感謝するべきか思い出させてくれる。快適ゾーンから抜け出して、慈善活動をするべきである。そしてESFPにはSiネメシスがある。彼らは記憶力が悪いせいで、誰からも好かれないことを心配している。誰も彼らを尊敬しない。おまけに、面白い話をしたいと思っても、いざという時に思い出せないかもしれない。
ENFPにとってネメシスはNiなので、自分の将来を心配する。自分がESFPかENFPかわからない場合、心配しているのは過去か未来か?ENFPは自分の健康が悪化して死に至ることを心配する。ESFPは自分が死ぬ時に完全な人生を送れたか心配する。両者ともFeクリティックを持っているが、このせいで罪悪感を抱くと、操作されているようで気分が悪くなる。Teチャイルドは尊敬されることを望んでいるので、時間が経つにつれて、罪悪感は消えてしまう。そもそもFeクリティックは他人の価値観について批判的である。皆はもっと自分の道徳観に責任を持つべきだと思っている。
未熟なEFPは「私はこれに値する人間なので、これを全部もらいます」と我侭を言い出す恐れがある。その時は彼らの利己心を批判しなければならない。これらのタイプは非論理的なので、どう思うか聞いてはならない。彼らの視点では、コミュニケーションや説明がなければ、認識が現実なのである。このため彼らは他人の思考や感情を操作する能力を持っている。まるでルービックキューブを組み立てるように、驚くべき操作をやってのける。
これらのタイプは、知的な人々に囲まれていると、もっと賢くなる。多くの指導者を得て、メンサというブランドを獲得することもできるだろう。ESFPは潜在意識INTJによって非常に理論的になるが、Tiトリックスターは他の人に真偽を判定してもらう必要がある。「これについてどう思いますか?」と訊ね、その答えが気に入れば信念として受け入れる。全ては信念の問題であることを忘れてはならない。
ENFPはENTPと並んで、最も操作的なタイプである。全ての社会的交流は操作である。彼らは操作を自分の利益の為に利用する。ENFPは「運動家」と称されるが、「セールスマン」の方が実態に近いだろう。INFPも二次的にENFPの堕落を有しているので、同様に操作的で破壊的になる場合がある。ENFPのSeデーモンが発動するのは、非常に不快な時、他人の目がない時、自分に相応しいと感じられる地位が与えられていない時である。彼らは自分が何に感謝しているか認識しており、慈善家として与え続ける。
しかし誰も彼らに注目しないと、ENFPは自分が利用されているように感じてくる。すると超自我ESTPは相手を打ち負かし、何としても利息を取り立てようとする。ENFPと取引する時は注意しなければならない。彼らが差し出す契約書の細部まで目を通さないと、潜在意識ISTJが契約と協定を狂気的に支配する。彼らはどんな取引でも、絶対に自分の利益になるように確認する。
ENFPは優れたビジネスパートナーになり、営業分野で活躍できるが、Neヒーローは事前に未来を読み取り、障害物をあなたの眼前に設置する恐れがある。あなたは自分がどこへ導かれているのかもわからない。ESFPの悪徳は衝動性だが、劣等Niが失敗経験を積むことで、忍耐強くなることができる。満足感を遅らせることができれば、彼らは成功するだろう。ただし、ESFPが何かを欲しがったり、間違いを犯す自由を与えないと、Neデーモンが攻撃を開始するだろう。
あなたが彼らを軽視し、高く評価せずに、自由を与えなければ、ESFPはあなたの未来を破壊する。彼らはあなたが何を望まないか察知して、最も大切な存在に攻撃を仕掛ける。超自我ENTPは敵をせん滅する方法を理解しており、陰謀を企てて、あなたの未来を破壊する。だから彼らが最終的に何をしたいか発見するまで、新しい経験を何でもやらせないといけない。ENFPのことは快適に保ち、彼らを高く評価していることを伝える。そうしないと彼らは利用されていると感じて、超自我ESTPが利息を回収しようとするだろう。
これがESFPとENFPの違いである。彼らが気分よくいることは大事だが、気分が良すぎても利己的になる。彼らを高く評価しつつ、時には罪悪感を与える。ENFPの操作には気を付けて欲しい。コミュニケーションや説明がなければ、認識は現実になるのだから。
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