先日「ソシオニクス診断のA to Z」という本を発売したので、タイプに迷っている人や診断方法を詳しく知りたい人は購入して欲しい。そして「タイプの決め方がわからない」「どれも当てはまる」という、しょうもない質問で私を煩わせないで欲しい。これを読めば、タイプ診断に関する疑問点の殆どは解消されるだろう。

「知識は力なり」という言葉があるが、そもそもタイプ論を学ぶ理由は、力を手に入れるためである。人生における力、他人に対して優位になる力、物事を成し遂げる力、生き残る力など、使い道は様々だが、その力は善にも悪にも使える。

今回はソーシャルエンジニアリングの第1回として、人々を操作する方法を紹介する。操作自体は常に中立の概念である。Fiユーザーが「それは悪いことだ」と善人ぶって非難するかもしれないが、それはあなた方の信念の問題であって、真実には関係ない。真実は、全ての社会的交流は操作である。

例えば、バーで誰かに話しかけようとする時、そこには操作する人と操作される人がいる。全ての取引では操作が行われ、教会の説教や学校の授業でも操作が試みられている。あらゆる選挙演説、ブランドの広告も、目的の為に聴衆を操作するための策略である。人間が口を開いてコミュニケーションする場合は、いつでも操作が行われる。操作とは、ソーシャルエンジニアリングのことである。

ソーシャルエンジニアリングは、相手に影響を与え、良い経験をしてもらうように仕向けるスキルである。誰も何かを売り込まれたくないし、自分が損したくもないので、そうするのが良いことだと思い込ませて操作する必要がある。偽善者になるのはやめて欲しい。自分が道徳的に正しいと信じているFiユーザーとINFJは、自分の今までの行いを良く顧みるといい。全ての社会的交流は操作であり、あなたが何を感じているかは関係ない。

説明やコミュニケーションがないと認識が現実になるので、ユング分析心理学はあなたに対して武器として使われる可能性がある。このシリーズは単に人を欺く方法を紹介するだけでなく、それを知ることで悪意のある第三者から身を守ることができるようになる。Fiデーモンの観点からすると、自分に利益をもたらすことは「良いこと」になる。タイプの知識があれば、相手がどんなことに批判的で、何に恐怖を感じているか即座にわかる。私はあなた方にテレパシーを教えているようなものである。

特に私のようなNPは、相手が口に出す前に、何を言うかがわかるようになる。ソーシャルエンジニアリングとは、他人に影響を及ぼすプロセスである。それは利他的な手段に使用できる。他人に自分の望むことをさせたり、良い経験を与えることも可能である。テレパシーという言葉は形而上学的だが、要するにある集団の中に溶け込んだり、自分の地位を高めることが目的である。これは利他的にも利己的にも使えるテレパシーである。

あらゆる社会的交流を通じて、人々はお互いを操作している。基本的には利己的な操作である。タイプの知識もそれに利用できる。これはケビン・ミトニックの「欺術」に由来する。ソーシャルエンジニアリングは大きな脅威である。セキュリティの観点から見ると、ソーシャルエンジニアリングが最大の脅威と言ってもいい。どんな組織でも、人々はセキュリティ上のリスクに気づいていない。

全ての社会的交流は操作なので、あなたはデフォルトでソーシャルエンジニアである。それが肯定的なものか否定的なものかは、単なる主観である。私はあなたがそれを信じるかどうか、あるいはそれを聞き入れるかどうかに関係なく、真実を伝えるためにここにいる。タイプの知識は、良い目的にも悪い目的にも使える。それを知ることで、自分の身を守ることができるようになる。

つまり、あなたは私から仲間の人間をソーシャルエンジニアリングする方法、および自分をソーシャルエンジニアリングから守る方法を学ぶことになる。参考図書としてケビン・ミトニックの本と、ロバート・グリーンの「成功者たちの誘惑術」を挙げておく。誘惑とは操作の一種である。また奇術師たちがやっていることもソーシャルエンジニアリングである。タイプに関する知識を織り込むことで、あなたは更に優れた操作を行うことができる。

あなたが家族の伝統行事に参加せざるを得なくなり、家族全員があなたのことを好きではないとする。彼らのタイプや心理機能を全て把握し、適切なボタンを押せば、家族全員があなたのことを好きになるだろう。あなたが自分の行動を家族に合わせて調整することで、家族はあなたが「治った」、または「まともになった」と思う。あるいはバーで異性に話しかけたい時、面接で採用されたい時、何かを売り込みたい時、聴衆に発信する時に、ソーシャルエンジニアリングは強力な武器になる。

これを教えられずとも、生まれつき知っている人々もいる。だからこそ、個人の主権を守るためにも、知識を持たなければならない。個人の主権を維持するには、個人的な基準を持ち、境界線を設定し、ニーズを満たすことを妨げられないようにする必要がある。そしてあなた方がソーシャルエンジニアリングのスキルを活用し、パートナーと上手く関係を築くことができれば、不幸な子供が1人減るだろう。

他のシリーズでは教育に力を入れているが、Level20とLevel21は実践編と考えてもらいたい。個人の主権が守られ、決して妨げられたり、抑制されないようにしなければならない。成熟した男性や成熟した女性は、自尊心があり、個人の主権を他人に侵されることを許さない。誰もがそのスキルを必要としている。そして私は、それを教えるためにここにいる。

人間が集団になって取り組めば、不可能なことは何もない。彼らは何でも成し遂げることができる。そのための手段の1つが、ソーシャルエンジニアリングである。