今回はENFPとINTPの友情関係に関する話をする。INTPはファッションセンスが悪いので友達候補から外されることが多いが、彼らの友情関係は成立するのだろうか?彼らはお互いを苛々させたり、強みと弱みを補完するかもしれない。いずれにしても、両者が正しくENFPとINTPであることが前提条件である。 

ENFPとINTPが友達になれるかどうかは、場合による。多くの衝突が起こり、それが問題になるかもしれない。ENFPはSeデーモンでINTPを不快にさせる可能性がある。INTPは他人が快適である必要性に気づいていないので、ENFPはINTPを自分勝手だと言うかもしれない。

しかしINTPから見るとENFPは利己的である。NFPタイプは全てのタイプの中で最も利己的と見なされている。MBTIブログでは多くの矛盾した情報が出回っている。例えば、INFJの人間性が優れているような書き方をしている記事が多いが、これは重大な誤りである。ENFPも「良い人」ゾーンに入っているが、これも間違いである。

彼らは自分がどう感じているかをよく認識している。彼らは自分の気分、感情、快適さに応じて決定を下す。これらが組み合わさって外向的な利己主義が生まれ、劣等FeのINTPはENFPを批判する。それは倫理的ではないというTiヒーローのお考えである。Teチャイルドはそれに腹を立てる。その怒りは彼らの劣等Siに蓄積され、ENFPに不快な感情を味わわせる。

ENFPは後でその恨みを思い出す。勿論、彼らが肩を並べて仕事をする関係になった場合は別である。Teチャイルドは合理的に仕事を進めようとする。ENFPは論理的思考をしない。Tiトリックスターは頭の中で論理的思考を完結できると思っているが、実際にはできない。だから彼らは他人に「これについてどう思いますか?」と尋ねなければならない。INTPは自分が全てを理解していると思っているので、他人に何かを尋ねることはない。聞くとしたら、暇潰しか自分の考えの正しさを確認する為だろう。

彼らは最終的にお互いを苛々させる。少なくともENFPはINTPの論理性を尊敬し、INTPはENFPの道徳的資質を評価することはできる。ただしお互いの快適ゾーンに関しては対立が発生するだろう。どちらも自分が快適でありたいので、場所の取り合いが起こり、相手を快適ゾーンから追い出そうとする。快適ゾーンを巡った縄張り争いである。特に二人が男性で、女性に望まれようとしている場合は熾烈な競争が起こる。論理的な観点ではENFPはINTPを信じるだろうし、道徳的な観点ではINTPはENFPを良い人だと見なす。

INTPは道徳的決定を行わない。彼らは他人がどう感じるかという倫理感に依存しており、自分がどう感じるかは問題にしない。このためINTPは非常に無関心に見える。彼らはどんな悪事が働かれていても気にしない。彼らが気にするのは、周囲の人々がそれをどう感じるかである。だからINTPはENFPがどう感じるかを知りたいのである。

INTPの弱点は物理的認識や身体能力である。ENFPも同様に無力なので、学習行動が必要になる。機械的操作を教えてくれたり代わりにやってくれる指導者を必要とする。例えばISTPが道具を手に取ると、その道具がどのように使えるかを自動的に認識できる。INTPとENFPはその道具が何に使えるかわからない。「このハンマーで釘を打つ」と覚えておくことはできるが、他の用途を想像することはできない。どちらも過去に焦点を当てており、既に経験したことに依存しているので、馴染みのないものに対応するのは下手である。

そのため彼らは試行錯誤して学習するしかない。彼らは他人の失敗から学べないので、機械的な適性がないのである。その代わりに予測能力に優れている。どちらも物事が起こる前にそれを予測するのが得意であり、特に過去に何かを経験している場合は、将来それが再び起こる時期を予測できる。彼らはお互いを苛々させる可能性があるが、より良い予測スキルや、何が相手を魅力的にするのかを学ぶことはできる。

しかし同じ女性に望まれようとする場合などは、衝突に繋がるだろう。繰り返すが、これは二人が正しくENFPとINTPである前提の話である。テストではなく、気質とインタラクション・スタイルでタイプを正しく判定してもらいたい。