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今回はINFPとINFJのシルバーペアについて取り上げる。最高の相性であるゴールデンペア、最も結婚しやす いブロンズペアはLevel14で紹介していくが、シルバーペアについては深く掘り下げる予定がないので、ここで解説しておく。

シルバーペアの興味深い点は、楽観的な機能と悲観的な機能が組み合わさることである。したがって、INFJとINFPでは、NiヒーローとNeペアレント、Tiチャイルドと劣等Teがペアになる。楽観的な機能は常にアクティブでありたいが、悲観的な機能は反応することを好む。したがって、楽観的な機能が常に悲観的な機能と関わっている場合、時間の経過と共に、どちらか一方または両方が消耗することになる。

これを回避する方法はいくつかある。そのひとつは、お互いにスペースを与えることである。つまり、自分の楽観的な機能が相手に負担をかけていることを尊重し、お互いにスペースを与えるのである。もうひとつは、相手の悲観的な機能が相手に何かを伝えようとしている時に、耳を傾けることである。

では、このペアでそれはどのように現れるだろうか?INFJのTiチャイルドは誤った情報に基づいて論理を構築するのがデフォルトである。そこでINFPの劣等Teは論理的根拠や出典を一貫して提供し、保証する必要がある。この負担を軽減するには、INFPが良いソース情報を提供した時に、INFJが耳を傾ける必要がある。ただし、これは実際に調査を行った場合のみ有効である。

INFPはとにかく資料を読んで勉強するべきである。そしてINFJに適切な情報を提供しなければならない。もしINFPが情報を収集し、それを研究する訓練を受けていれば、その情報に基づいてINFJは論理を構築することができる。しかし情報収集はINFPにとって負担になるため、INFJは時間をかけてINFPの情報を精査しなければならない。これは楽観的な機能と悲観的な機能において、全ての組み合わせに当てはまる。

理解しておく必要があるのは、楽観的な機能を使用すると、悲観的な機能に負担をかけることである。だから悲観的な機能の懸念を真剣に受け止め、その話に耳を傾けるべきである。ただし、全てを相手に頼ることはできないので、必要に応じて外注する必要はあるだろう。悲観的な機能に負担をかけ過ぎたら、楽観的な機能は他の情報源を見つけた方がいい。

では、この2タイプの弱点は何か?既に述べたように、INFJはソース情報を合理化して評価することが苦手である。その上、INFJの記憶力は短期しか続かない。INFPはデータや出典から論理を構築することが苦手である。だから彼らの話は大抵「とにかくこれを信じている」で終わる。問題が起こるのは、出典を確認しない、あるいはひとつの出典を精査しないで信じる時である。以前INFPの記事で言ったように、出典に対する反論を必ず確認しなければならない。そうすれば議論の両側面を理解して、意見を比較検討することができる。

それでも誤った論理の連鎖を作り上げたり、インプットに失敗することはある。さらにINFPが苦労するのは、他人が何をしているか見ておらず、自分が快適であることに集中していることである。しかもSeトリックスターの短期記憶は不完全である。あなた方は自分の経験に夢中になり、自分が経験していることを他人も経験しているものだと考える。これがINFPの問題である。

しかしコミュニケーションを取り、お互いの話に耳を傾ければ、弱点をカバーし合うことができる。全体として見ると、Seユーザーは環境が精神状態に大きな影響を与える。Siユーザーは精神状態が環境に大きな影響を与える。つまりSiユーザーの頭が混乱していると、それが環境を通じてSeユーザーにも伝染する。したがって、この関係では2人で協力して、環境をクリーンに保つ必要がある。

それぞれが専用のエリアを持つのもいいが、Siユーザーのエリアが乱雑になり始めると、彼らが精神的にストレスを感じていることがSeユーザーにも伝わる。だからSiユーザーは自己規律を身につけ、良い習慣を維持することが大切である。これについてお互いをどのように助けられるか?Siユーザーがスペースを維持するのに苦労している場合、Seユーザーが精神状態を気にかけてやらねばならない。SiユーザーはSeユーザーの環境を把握し、彼らが取り組んでいることや進んでいる道と一致するように気を配る。

Niが集中できるように、周りにトーテムを配置しなければならない。これはINFJにとって重要である。INFJは全ての情報を頭の中に保持することはできない。彼らは座って記憶を思い出し、自己規律を身につける努力などしない。Seユーザーは環境から、自分が取り組んでいることを思い出す。これは重要な要素である。

これらの2タイプは、他にもお互いを助けられることがある。INFPは自分の居心地の良い環境を作る必要がある。そのためにはノンフィクションを読み、自分の専門分野で権威とならなければならない。そうすることで精神的な余裕が生まれ、長期的に充実感を得ることができる。そうすれば人生の後半でINFPが「私は夢の国にいただけだ。誰かに伝える出典がないから、誰も私の話を聞きたがらない」という問題に直面することはない。

INFPは年を取っているのに、何の権威でもない。したがって、本当に彼らを助けたいのであれば、彼らの規律が認知的起源に向かって成長できるように仕向けなければならない。INFJの原点は親密さである。INFPは自分にとって価値のあることをINFJと共有して、彼らがあなたとの繋がりを感じ、人生経験を共有していると感じられるようにして欲しい。INFPは背景に隠れて、全ての情報を自分のものにしておく傾向があるが、物事を理解しようと努め、自分の価値観や大切なことを伝える必要がある。

そうすればINFJはあなたの人生に自分が存在し、近くにいるように感じる。彼らに忠実であることを示すといい。これは単に浮気をしないという意味ではなく、相手の考えを尊重するということである。INFJがインプットに失敗していないか確認しつつ、彼らが考えていることが自分にとって重要であることを相手に伝えなければならない。

これらを全て考慮すれば、ゴールデン・クアドラの互換性が大いに活きる。次の重要なステップは、お互いのオクタグラムを理解することである。そして相手が使用している認知的焦点を把握すれば、なぜそのような決定を下しているのかわかる。それは彼らの盲点に対処するのに役立つだろう。同じタイプであっても、オクタグラムによって多くのことが変わる。本当に心に響くもの、本当に影響を与えるものはオクタグラムによって決まることを、覚えておいてもらいたい。