ここで言う武力行使とは路上で喧嘩することではなく、格闘技をする場合の注意点のようなものである。Seペアレントが責任感を持てば持つほど、彼らは慎重になるので、実際にそれが必要になる可能性は低くなる。

ペアレントは自我内で最後に発達する機能なので、ISTPは若いほど不注意になる。Seペアレントは発達するまでに時間がかかるが、思春期になった時に発達のプロセスは開始する。完全に発達するには、10年以上かかることもある。その際に発生する問題の一つが、不注意である。

ISTPが不注意になると、Niチャイルドは制御不能になり、自由に意思決定を行うことになる。その自由がSeに及ぶと、他人が処理するべき混乱を生み出すことがある。場合によっては、他人を傷つけることもある。ISTPが格闘技をする際には、インストラクターやスパーリングパートナーを傷つけないように、注意する必要がある。

40代のISTPなら、Seペアレントは発達しており、一貫してオフにはなっていない。彼らが子守に疲れてオフになると、Niチャイルドが自由にループし始めるか、Tiヒーローと共にジャンプする。それを避けるために、ペアレントは邪魔をして、ヒーローとチャイルドが遊ぶのを阻止し、子供が混乱を起こさないように守らなければならない。Neトリックスターは結果を全く認識せずに決定を下し、自らの決定がもたらした状況に驚くことになる。

そして彼らがトレーニングしているジムや道場から追い出される可能性がある。あるいは怪我をするかもしれない。ISTPはもっと注意する必要がある。そのためには、自己規律を身につけなければならない。ルーチンと練習が増えるほど、Siクリティックは認知軌道を通じてSeに責任感を与える。そして自然に注意深くなる。

彼らは受け入れられなかったり、好かれなかったりすることを非常に恐れているので、他人を怪我させるリスクを回避したいと思っている。しかしSeペアレントでよく観察すれば、ジムに入会する際に怪我が起こる可能性があるという免責事項に、皆が署名していることに気づくはずである。あなたはSeペアレントに責任を持っているか、それともティーンエイジャーのように無責任か、それが問題である。

劣等Feについてはそれほど心配しないことをお勧めする。書類に署名したのは彼らの責任なので、あなたの打撃を嫌がったとしても、気にせず打ち込むといい。ただし、事故が起こらないように注意を払うのは、あなたの責任である。Siクリティックを発達させることで、Seペアレントの責任感は増大する。

これはジムだけに当てはまるのではなく、ISTPの生活のあらゆる分野に当てはまる。特に潜在意識に集中しているISTPにとって、これは難しいことである。彼らは他人の指導者、教師になるために努力している。しかし自己規律が欠けていると教え方が雑になり、生徒への危険が増大する。Siクリティックを育てることは、彼らの注意深さを高めるため、絶対に必要である。

これは無意識ESTJと潜在意識ENFJの間に、素晴らしい相乗効果を生み出す。どんな状況でも、これはISTPが成功するために重要なカギとなる。ISTPは優れた教師になるまで、個人的な幸福に到達することはできない。彼らは精神の神殿である。精神の神殿は学習や教育に関わるものである。それを実現するためには、ただ楽しい先生であるだけではなく、規律正しい先生であることも重要である。

きちんとしたISTPの教師であれば、安全が第一で次に楽しさが来ると知っているが、ENFJ焦点のISTPは楽しさの為に安全を犠牲にする。その結果、生徒の誰かが怪我をして、学習体験は早々に終了する。これはあまり良いことではなく、ISTPにも推奨しない。ISTPは武力行使を控えるべきではないが、安全を確保し、全ての安全基準を順守して、Siクリティックと共に危険に備える。それが認知軌道を通してSeペアレントに直接伝わる。

そしてペアレントはより責任感を持つようになり、ISTPを含む全員の学習体験が向上し、ISTPがインストラクターになったとしても、安全性が損なわれることはない。さらに無意識ESTJと潜在意識ENFJの間で、健全なバランスが保たれる。ISTPが生徒であっても教師であっても、これは適用されるだろう。