今回はESTPにとって最適な仕事を紹介する。誰でも答えられる簡単なお題だが、SPたちは形而上的な話を解さないので、こういう表面的な話をするのが無難であろう。
一般的なESTPのキャリアは、ファシリテーター、営業、マーケティング、警察官、救急救命士、医者、PC関係、起業家、アスリートなどである。これ以外にも、ESTPにとって理想的な仕事はある。例えば、バーテンダーになれば、ESTPは大きな充実感を得られるだろう。バーテンダーにはSTPが多い。ESTPはオペレーションに優れているので、この仕事にうってつけである。
飲食店という文脈で考えると、ESTPはバーテンダーではなく、レストランの飲み物担当でもいい。注文が入って最初に提供するのは飲み物なので、殆どの注意を飲み物に向け、他のオーダーを覚えておく必要もない。ESTPはイン・チャージなので、主導権を握って、率直に人々に話しかける。直接的なので、解釈の余地があまり残らないのは良い点である。これが情報提供型なら、客は何をお勧めされているかわからないだろう。
業務面で言えば、状況に応じて人を管理するリーダーが必要である。ESTPは結果重視の直接的なアプローチを取る。つまり、計画なしで何回も試行するのではなく、1回の試行で1つの結果が得られるように計画を立てる。もし行動型がバーを経営したら、飲み物を作るまでに何回も失敗するだろう。ESTPは瞬間的に行動し、戦術的なので、現場プレイヤーにならねばならない。STPには想像力が欠けており、自分の行動の結果を認識していない。彼らは目の前にあるものしか見えていないので、その瞬間に行動することを要求される仕事に就く必要がある。
だから各種飲食店の飲み物係や、細部まで注意を払って素早く組み立てる必要がある組み立てラインの仕事が向いている。ESTPは全てのタイプの中で最も反応速度が速い。建物が爆発しそうになると、ESTPは即座に行動し、私のようなSiユーザーを救ってくれる。Siユーザーには正常性バイアスがあり、建物が燃えているのを悠長に眺めて「もしも」に思いを馳せるが、その快適ゾーンから安全な場所に自力で辿り着くことができない。
だからSTPのような優秀な消防士が必要である。一般的に消防士になるのはSJが多いが、ESTPはFeチャイルドで何らかの形で社会に貢献することを好み、消防士に志願する。医療関係の職もESTPに向いている。私の主治医はESTPである。彼は診察の合間に機敏に動き、レントゲンを撮影する。問題は、医療ルールの多くが恣意的なことに気づき、無意識ISTJに集中しない限り、絶え間なく刺激されてしまうことである。しかし、彼らのうちの何割かはそれを乗り越えて、医療従事者となる。
彼らは患者の嘘に我慢しないので、おそらく理想的ではない瞬間に、率直に真実を伝える能力がある。明白なことを述べる力を過小評価すべきではない。そうすることで、患者は良い方向に変わることができる。
ESTPはソーシャルメディアマーケティングにも優れており、優れた販売員になる。セールスマンといえばENFPだが、ENFPが不動産業者になると美麗字句を並べ立て、家を売れば大金を稼げること、そうなった場合の「もしも」をアピールする。全ては金の為である。一方、ESTPは価格や「もしも」について話すことはなく、そこに住むことの現実を話す。住宅販売に関して、ESTPのやり方とENFPのやり方、どちらがいいだろうか?金儲けがしたい人は、ENFPに吸い寄せられるだろう。実際に住む場所を探している人は、ESTPを頼る。全ては状況次第である。
ESTPにはセールス、マーケティング、販売員を検討することをお勧めする。彼らは現実を歪める下品なENFPのようなことはしたくないと思っているが、これは超自我の誤解であり、あなたの売っているものが顧客にとって有益なら、Win-Winの関係を築くことができる。とんでもない卑劣漢のように思われることを恐れず、オープンになってみるといい。
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