ISTJの認知的移行について解説する。認知的移行とは、自我から無意識、潜在意識や超自我へ移行するプロセスである。人には心の4つの側面がある。これはISTJも例外ではない。

ISTJはタイプグリッドにおいて直接・応答・行動型のフィニッシャーである。ISTJはあまり計画を重視せず、とりあえずやってみて、うまくいくまで何度も試す。Jタイプであっても知覚型なので、MBTIテストで混乱が生じる可能性がある。

ISTJの人生の目的は、歩くアレクサンドリア図書館になることである。彼らはできる限り多くのことを学ぶことに誇りを持っており、潜在意識ENFPは途方もなく大きな名刺入れを持つ力を有している。彼らは、自分の価値は社会的な繋がりがどれだけあるかに基づいていると考えている。多くの人は、社会的な繋がりはFeだと思うだろうが、必ずしもそうではない。Teは量が多いほど良いが、Fiは質が重要なので、量が多ければ多いほど良いと彼らは信じている。

だから名刺を持っていれば持っているほど、彼ら自身の価値は高まる。ISTJは物事を始めるのが苦手だが、何かにとりかかると彼らはそれを完遂する。彼らはSJ気質でもあり、具体的で、正しいことをすることに焦点を当てている。それがISTJを権威主義的にする。しかしシャドウESTPは反権威的なので、時には快適さの為に安全に固執するが、時には選択の自由を守ることが義務である。

最終的に、彼らは公民的不服従のような思想を持つようになる。ISTJは市民の自由の為に、人々に鞭を振るうか、政府を阻止したり、政府規模を縮小することを望む人々である。

人々はテストを受けて「今日はISTJだけど、時々ISTPだ」と言い合うが、これはテストの精度が低い上に、MBTIの2分法が間違っているためである。タイプグリッドがあれば、このシステムを用いる理由は全くない。認知的移行はタイプの変化を説明するが、移行できるのは短時間だけである。精神エネルギーや心理機能は神経経路のようなものであり、異なる種類の経路やエネルギーが認知ゲートウェイを通じて、4つの異なる側面に流れ込む。

ISTJのゲートウェイ機能はSiヒーロー、劣等Ne、Seネメシス、Niデーモンである。これらのゲートウェイを利用して、心の異なる側面にアクセスする。ISTJは最も怠け者なタイプであり、2番目に仕事を休むのはINFPである。そしてISTJほど文句を言う人間もいない。なぜならゴールデンペアのESTPは、誰かが計画してくれなければ何をすべきか知る由もないからである。だからISTJは文句を言うのが上手い。テンプル騎士団は彼らの不満を解決して、お返しに感謝してもらうことで、自らの存在価値を認めるのである。

認知ゲートウェイは混沌とした方法や秩序的な方法で使用できる。混沌とした方法で使用すると、大量の圧力がかかり、多くの問題を引き起こす。秩序的な方法で使用すれば、潜在意識を利用できるようになる。全ての側面に均等にエネルギーを分配することもできるし、特定の側面に集中させることもできる。神経経路を開発するにつれて、認知ゲートウェイを使用して心の他の側面にアクセスし、それらのペルソナを解放することができる。これらのペルソナを解放すれば、より優れた精神能力を獲得する。

これは成熟の兆候であり、認知統合の兆候でもある。これにより、より賢く、有能で、責任感があり、謙虚になり、他人が一生かけても到達できないレベルの自己統制に達する。最初のゲートウェイはSiヒーローである。これを混沌とした方法で使用するとISTJは非常に無責任になり、経験したことや感じたことにのみ基づいて決定を下す。注意しないと、快楽主義、怠惰、無作為のサイクルに巻き込まれることになる。

その結果、ISTJは他人にとってお荷物になる。これは特に男性に自立失敗症候群を引き起こす可能性がある。ISTJは知識や事実を集めることが美徳であるにもかかわらず、何の役にも立たない些事にこだわる習性がある。彼らはアレクサンドリア図書館にゴミを集めてしまう。なぜかというと、ISTJは怠け者、非活動的、受動的、無責任になって、前進できないからである。

したがって、ISTJの自我がやるべきことは責任感を学ぶことである。自我で最初に発達するのはヒーロー、次にチャイルドである。これら2つは楽観的な機能である。3番目に劣等機能が発達する。劣等機能はヒーローにアクセスし、お互いに攻撃し合う。そのアクセスにより、ISTJは望まれないことへの恐怖を感じる。彼らは望まれないことを恐れている。だから地位や評判、他人からの評価や尊敬を得ることで、より望ましい人間になれると考えている。

彼らは必要とされない恐怖から、間違ったシステム、間違った人に忠誠を誓ってしまうことがある。自我を発達させることで無知が少なくなり、揚げ足取りよりも重要なことに集中できるようになる。超自我INFJは最も役に立つタイプであるはずである。ISTJの集めたデータに有用なものとゴミが混在しているように、超自我INFJも有能と無能をいったりきたりしている。

ISTJはスポンジのようにあらゆる情報を吸収し、Fiチャイルドが道徳的にそれを利用することで、望まれることを望んでいる。そして時には望まれないことを恐れるあまり、間違った人に忠誠を誓う。それがISTJを貪欲にさせ、恩知らずで、与えるよりも多くを奪おうとする原因にもなる。これがISTJが最高の会計士である理由である。彼らは最高財務責任者のような役目が得意である。彼らは金銭の扱いに長けているが、とても貪欲になることがある。

ISTJは英雄的精神を持っているので、非常に優れた人になることができる。もし彼らが自分の信念を検証していなければ、最も愚かな人間となり、他人の揚げ足取りに終始するだろう。これは陰謀論より遥かに悪い。陰謀論は証拠のない物語であり、少なくとも矛盾してはならない。しかしTeユーザーは矛盾を気にしないので、無責任になると矛盾した陰謀論を唱えるようになる。

潜在意識ENFPは彼らの最良の部分であり、非常に慈悲深い。彼らは人々を騙そうとするのではなく、自分が望ましい存在になることに集中する。時にISTJは非常に操作的になることがある。彼らは相反する忠誠心を持ち、あるグループを批判しながら、そのグループで別のグループを批判するという裏工作に従事する。

ISTJは行動の結果に非常に敏感で、他人に望まれているかを常に認識している。そして潜在意識ENFPの格言「コミュニケーションや説明がなければ、認識は現実になる」を信じ始め、偽りの人格を用いるようになる。ただし、それは強みにもなる。なぜなら彼らは他人、特に政治家が作り上げた偽りの認識を看破することができるからである。シャドウESTPは優れた偽物発見器である。高い価値を持つ取引を行う場合、ISTJとESTPの組み合わせをお勧めする。

この2人が、あなたが騙されないことを絶対に保証してくれるだろう。ESTPのサポートがあれば、ISTJは優れた交渉者になれる。ISTJは形而上学的な世界で帳簿を改ざんするリスクがあるが、ESTPはそれを妨害して、説明責任を要求する。全てのタイプの中で最も責任感があるように見えるタイプはISTJだが、彼らは望まれないことを恐れるあまり、本当に無責任になる。

彼らは偽りの認識によって自分を魅力的に見せかけるが、実際には中身がない。しかし潜在意識ENFPは誰よりも慈悲深くなれるし、アレクサンドリア図書館の情報の中にパターンを見出すこともできる。そして無意識ESTPは陰謀や不公平な原則を暴露し、潜在意識ENFPで他の人たちにそれを宣伝する。これがISTJがジャーナリズムに向いている理由である。ただし編集者に求められないことを恐れているので、プロパガンダに迎合するリスクがある。

ISTJは偏見が強いタイプであり、無意識ESTPは偽善的な側面である。彼らは経験や他人から見た自分のパフォーマンスを非常に気にするので、上司の前で上手くやるために、編集者の話を鵜呑みにする。彼らは解雇されることを恐れているので、忠誠心をアピールし、自分が魅力的であり続けたいと思っている。

これは性的関係においても起こり、ISTJの男性がゴールデンペアやシルバーペアの尊敬を失うのはこのためである。STPの女性はISTJの男性について不満を言うが、その理由はこの相反する忠誠心のためである。ISTJは売国奴になることを厭わない。この最良の例は「経済ヒットマンの告白」だろう。市民的不服従は、ISTJが恐怖を乗り越えた時に潜在意識ENFPが示す姿である。劣等Neが願望機能になると、彼らは通常のENFPより強く、慈悲深く、理想主義になり、微細なパターンも検出できる。

ISTJは特定の知識領域に特化できる。特に政治分野では非常に分析能力が高く、20年以上も前のことを正確に引用して、政治家の真の目的を暴くことができる。潜在意識ENFPは隠された目的を暴く能力を持っている。そして自我ISTJは研究の結果として、人々に更なる説明責任を与えることができる。これは驚くべきことである。

無意識ESTPは反抗的であることに全力を尽くしている。ISTJが誰か、あるいは何らかの組織から好意を受けると、その状況に適応して、深く考えるようになる。彼らはもう少し賢くなって、自分が知っていることを検証しなければならない。学位は他人から良く思われる一方、実際には恣意的なものであることを知っているからである。

ISTJはしばしば独断的なルールで社交界全体、あるいは組織全体を支配している。彼らはルールで他人をコントロールして、居心地の良い状態を保ったり、求められ続けようとする。終身雇用の考案者はISTJである。「私はこの組織に時間を費やしたので、快適になる権利がある」と思っている。ISTJはこの組織に時間を費やし、忠実だったので、選択の余地はなく、終生この組織に雇われ続けなければならない。これが劣等Neの形而上学である。

ISTJが一般的なタイプであることと、日本社会が社会保障や終身雇用という概念で回っていることは無関係ではない。これは非常に伝統的な考え方である。たまたま全てのタイプの中で最も一般的なISTJの好みが、文化的な側面を支配しているのは理に適っている。彼らは自分のパフォーマンスを心配しているので、いつも周りを出し抜こうとしている。そして人々を投資ポートフォリオのように扱う。自分の忠誠心を投資として捧げれば、収益が得られると思っているからである。

ISTJは社会規範については無知だが、どのような関係から投資収益が得られるかは心得ている。そして常に適切な人から求められ、忠誠心を適切な場所に向ける。これはアイデアにも当てはまる。彼らは構造型なので、状況から何を得るかよりも、何をするのが最善かに焦点を当てる。しかしシステムやアイデアに信頼を置いているからと言って、本当にそれが有益なのかは考えなければならない。

これがISTJが教会に行かない理由である。教会のシステムは、あまり有益ではないことに気づく。そしてISTJは進化論や創造論の支持者になる。無意識に移行するとパフォーマンスで過剰補償することもあるが、基本的にISTJは怠惰なので、自分の信念を検証することを学ぶ必要がある。検証しないと、偽りの認識に忠誠を誓うリスクがある。

ただし、ISTJは人々が偽りの認識を装っていることを検出できる。ISTJ自身が間違った対象に何度も信頼を置いて傷ついたため、何度もそれを思い出し、最終的には調査や検証をすることが賢明であると気づく。無意識ESTPは矛盾を探して、検証することを強制するようになる。

自分が望まれていないと感じると、ISTJはやりたいことを何でもやる。彼らは快楽主義者になり、アルコールやドラッグに溺れるだろう。超自我INFJはモラルも何も投げ捨てて、自分の欲望だけを追い求める。人の憎しみは悪魔の中に存在するが、人の愛も悪魔の中に存在する。ISTJは過ちに気づき、キリストが十字架の上で自分を犠牲にしたのと同様に、自らを犠牲にする。エドワード・スノーデンのように内部告発者となり、自らを犠牲にして義務を果たす。

陰謀を暴露し、他者の利益の為に公民的不服従を実行し、理想の為に自らを犠牲にするのである。ISTJは最も勇気に欠ける人々だが、Niエンジェルが超自我INFJの力を引き出すと、自分を善人に見せかけるためにどんなことでもする。ヒーローは責任と無責任、劣等機能は恐怖と信頼、ネメシスは心配と確信、デーモンは憎しみと愛である。これらのゲートウェイを克服した結果、ISTJは健全に認知的移行を行えるようになる。