なぜ人々はINTJを嫌うのか?NTならば一度はダークトライアドを受けて「サイコパスな自分」ごっこをしたことがあるだろうが、INTJが嫌われるのはそういう理由ではない。
まずINTJは内向型なので、他の人々と一緒に過ごすことを嫌がることがある。これは外向型から見ると理解できない部分である。次に、INTJは社会規範、特に目的のない宗教規範を嫌う。これは実際の宗教に限らず、宗教的に皆が守っている規則を素直に守ることができない。彼らに規則を守らせたいなら、何らかの機関、資格、価値のある証明書を提出しなければならない。INTJはTeペアレントで学ぶこと自体は好きだが、シャドウENTPなので手抜きをすることもある。
なぜ彼らはそのような行動に出るのか?INTJは非常に衝動的である。INTJは注目されたいと思っているが、大勢に囲まれるのは好きではない。そこで中途半端に注目を浴びるような行動を、衝動的に取るのである。INTJは傲慢に見えるが、内心では自信がない。Fiチャイルドは神コンプレックスに囚われており、自分自身を高く評価しすぎるきらいがある。そして誰も聞いていないのに、「自分は有能だ」とアピールする。
しかし彼らは批判に対する耐性はある。TeペアレントはTiの批判が正しいと気づくことがある。「自分はそれほど賢くないかもしれない」。あなたはINTJを育てていたり、INTJと恋愛関係にあるかもしれない。その場合、INTJを批判することを躊躇う必要はないが、それは正しい批判でなければならない。彼らはより良い方向に変化し、謙虚に取り組むようになるだろう。愛するごく少数の人々のためなら、INTJは努力する。
彼らは自分の冷淡な外見に気を悪くせず、自分を愛してくれる友達を求めている。これは十字軍タイプにとっては自然なことである。他のタイプにとってはあまり容易いことではないが、16種類のうち4タイプはINTJと友達になれるように設計されている。
INTJは一貫して見捨てられることへの恐怖、悪いパフォーマンスへの恐怖を抱えている。そのため彼らは人々を周囲に留めておくためにパフォーマンスをしなければならないと信じているが、これは一種の秘密の契約である。そうすることで、INTJは特定時間のみ他人の注意を引く権利を得る。彼らは自分のパフォーマンスのことで頭が一杯なので、他人に注目する時間はない。だから他人に使う時間を惜しみ、一人になりたがる。
いつも一人で電波と交信しているので、彼らは虚無的である。ニヒリズムを考え出したニーチェはINTJである。彼らの時間を盗むのが、INTJに意趣返しするひとつの方法であろう。INTJがあまりにも利己的になったり、あなたの意図に従わせる必要がある場合は、そうしても構わない。
ロバート・グリーンによれば、感情的な脆弱性を他人に知られると、それを悪用される恐れがある。したがって、私としてはINTJにその機会を与えるつもりはない。Fiチャイルドを操作することが簡単であることを、彼らは理解していない。Fiチャイルドがあまりにもナルシシズムを拗らせると、誰かがINTJに失敗という教訓を与えることになる。謙虚であれば、誰かがあなたを高めてくれるだろう。
一度感情を表現すると、それを取り消すことはできない。感情のみならず、表現したものを取り戻すことはできない。Fiチャイルドは正義を望んでおり、その正義を超自我ISFJで人々に押し付ける。INTJはパフォーマンスと引き換えに忠誠心を望んでいるが、その期待を口に出して伝えていない。その期待を共有していないのに、人々が予測通りに動かないことに不満を抱く。
INTJの行動を決定するのは、強い道徳的指針と明確な願望である。問題は、彼らが自分の業績に集中し過ぎて、道徳の羅針盤が破損する可能性があることである。多くの場合、INTJは高い成果を優先する。INTJは誤解されることにうんざりしているので、自分を変えようと努力したり、人々の世間話や娯楽活動を理解しようと努めている。だからINTPと迷っているINTJは多いが、これは無意識ENTPが必要に応じて対応しているだけである。心から楽しんでいるわけではない。
INTJが嫌われるのは、社会的認識に欠けるFeトリックスターと、Fiチャイルドの神コンプレックスのせいである。INTJは自分が大好きなので、皆も自分の性格や成果について詳しく知りたいに違いないと信じている。しかし大抵の場合、それは大いなる勘違いである。人々は彼らの壮大な自分語りに不快になり、INTJは疎外されるが、彼らはそのことに気づいていない。それを補うため、高いパフォーマンスに集中し過ぎて、Siデーモンは他人に感謝を示さない。彼らは全ての同情や感謝を自分に注ぎ込み、より高い地位、より高いステータスを得ようとする。
傍観者から見ると、それは必ずしも真実ではないように感じたり、周囲の人々を犠牲にしてそれを行っているように思える。基本的に、INTJは他人の良いパフォーマンスに反応しないので、他人に感謝しない人間にも見える。これらが複合して、人々はINTJを嫌うようになる。Tiチャイルドと同様に、Fiチャイルドにも潜在的なナルシズムがある。人々はINTJに共感を示さないので、彼らが他人に同情するのは難しい。何と言っても、INTJは人口の1%しかおらず、仲間を見つけるのは大変なのである。
INTJは社会からの無理解をSiデーモンに蓄積する。この恨みが他人への感謝や同情を阻み、Fiチャイルドに神コンプレックスやナルシズムを生み出す要因となる。そして最終的に彼らは利己主義に走る。INTJは感謝の念を行動として表すといいだろう。Feトリックスターには難しいことである。このせいでINTJは嫌われるのだが、それは彼らが同情心を自分の為に使い切ってしまうからである。社会がINTJを愛さないので、全力で自分が優れた存在だという信念を育むしかない。
しかし一方で、内心で忸怩たる思いを抱いてもいる。ニヒリズムに浸っている暇があったら、誰かに感謝した方がいい。いくらINTJでも、一人くらいはそういう存在がいるはずである。これは人間関係における投資と考えてもらいたい。感謝の気持ちを示すことは投資である。何らかの利益が得られなかったら、投資対象を他の人に移す。そうすれば、もっと幸せになれる。
正しい人々に同情を示すことが重要である。そうすれば周囲の人々はあなたをもっと好きになるだろう。彼らはあなたの周りに留まりたいと思い、あなたを尊重して、あなたの意見を尋ねるようになる。
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