多くの人はESTPとESFPの違いを判断するのが難しい。両者共にSeヒーローがあるが、ESTPはTiペアレントとFeチャイルド、ESFPはFiペアレントとTeチャイルドである。両者ともに劣等NiとSiネメシスを持つが、ESTPにはTeクリティックとFiトリックスター、ESFPにはFeクリティックとTiトリックスターがある。
Fiは道徳に関するものであり、Teは論理的根拠に関するものである。ESFPは非常に道徳的な人々であり、自分の気持ちや信念に焦点を当てている。Teチャイルドは信念が第一だが、ESTPは信念体系に対して非常に批判的なので、ESFPのように何かを信じることはできない。ESTPはデータや統計に対して批判的だが、自分で検証することなくして、クリティックは機能しない。時間をかけて調査と検証を行えば、それが現実だということに気づくだろう。
Seヒーローは今を生きることが全てであり、他の人々に良い経験を与えたい。他人に感動を与えたり、着飾ったり、物理的環境を操作して、周囲の現実を見て、現実のパターンを認識する。Neヒーローが認識するのは、形而上学的領域のパターンである。それは必ずしも現実の話ではない。形而上学と物理学には違いがあり、この二タイプは物理学の達人である。車の分解、工具や機械の操作などを理解することができる。外向的感覚によって、劣等Niが持つ創造的な力を応用することができる。彼らは自分たちが何を望んでいるか知っており、現実をその意志に従って形成する。
劣等Niは自分が望むものを恐れ、間違ったことを望まないように、他の人々がやっていることに注意を集中する。他の人々がやっていることは現実であり、その心や記憶を収集することで、自分が何をしたいか知り、どの道を進むべきか知ることができる。
彼らは決断を下す前に、できるだけ多くの情報を収集することに集中するので、それが原因でマンネリの問題に陥る可能性がある。自分が何を望んでいるかわからないと、より多くの選択肢が必要になる。選択の自由が無いと、決断を下せない。だからESFPは大幅に専攻を変える可能性がある。ESTPには潜在意識INFJがあるので、方向性を示してやり遂げることができる。ESFPにも潜在意識INTJがあるが、自我がスタータータイプなので、始めたことを終わらせるのに苦労する。これは自分が望んでいることだろうか?と疑い始め、違うことに目移りする。そして最終的に何でも屋になってしまう。潜在意識INTJは様々なことを習得する能力があるので、ESFPは見た目ほど愚かではない。Teチャイルドは他のタイプより読書で受ける恩恵が大きいので、彼らには本を読むことを推奨する。
彼らはこれら全ての基準点、研究点を収集することができる。そして次から次へとスキルを獲得していく。ただし、その仕事に熱心に取り組んでいるESFPだけが、マスタリーに到達して成功することができる。両者にはSeヒーローと劣等Niがあるが、親と子供は異なっている。Tiペアレントは自分の考えを認識しているので、非常に厳しい場合がある。ESTPは自分の論理に責任があり、ESFPは自分の気持ちに責任がある。FiヒーローやFiペアレントは自分が他の人間より優れていると感じて、非常に利己的になる危険性がある。逆に、ESTPやENTPは非常に傲慢である。つまり、傲慢なのがESTP、利己的なのがESFPである。
次に、ESTPには潜在意識INFJがある。ESTPが知恵を集めて与えることができれば、他の人々を改善できる。ESTPはどのタイプよりも弱さを感じることができるので、その弱さを強化して、仲間を強くしたいと思っている。ESTPは群れのアルファとして、仲間に知恵を授け、気遣っている。ESTPが弱さを非難するなら、それはあなたを強くしたいと思っているためである。彼らはあなたを面と向かって批判するだろうが、それはあなたの利益のためである。あるいは、単に傲慢で自惚れているだけかもしれない。
ESTPが人を虐めたり殴ったりしているのは、彼らを強くしようとしているのである。これは未熟なESTPがよくやることだが、彼らは周囲の人々の弱さに罪悪感を覚えて、強くしてやらないといけないと思う。彼らは責任を感じているのである。問題は、Feチャイルドが未熟な場合、それが単なる虐めになってしまうことである。そしてESFPにはFiペアレントとTeチャイルドがいる。ESFPは実際には非常に操作的である。NFPと同様に、SFPも操作的である。ESFPにとって、実際に何かに優れている必要はない。ただ周囲の人々に高く評価してもらえれば、それでいいのである。
彼らが成熟したESFPで、潜在意識INTJにアクセスしている場合は別である。彼らは能力を求めるようになる。潜在意識INTJが開発されれば、もう頭が空っぽのパリピではなく、誰もが優秀だと認める知識人になることができる。どうやって?それは劣等機能に関係がある。ESFPは自分が望むものを知り、決定を下し、それを実行する。志を果たすまでに苦労するだろうが、もう失敗を恐れることはない。これら二つのタイプは失敗を恐れてはならない。ENPたちは失敗することで知恵を得ることができる。間違いから学ぶことで、知恵や能力を獲得することができるのである。そうすればESTPは人々を改善できるし、ESFPは独創的な偉業を達成できるだろう。
たとえ失敗したとしても、そこから潜在意識を発達させるための知恵や能力を得ることができる。「何をしたいかわからないので、他の人が何をしているか見てみよう」と延々と経験を重ねる罠に嵌ることは避けたいだろう。ESTPは自分がどんな異性を望んでいるかわからないので、手当たり次第に男から男、あるいは女から女へと渡り歩く。SJはそんなESTPが自分のところへ戻ってくるのを、辛抱強く待っている。Seヒーローが良い経験を与えれば、彼らは永遠にあなたに忠実であるだろう。ただし、ESTPが人々と経験を共有する性質は、色情症の悪徳に繋がる恐れがある。
彼らが知恵に焦点を当てていれば、純潔を保つことができるし、特別な一人に対して敬意と忠誠心を持ち続けることができる。次に影の話だが、二タイプ共に自分の過去に悩んでいる。彼らは経験が足りないことを心配しており、自分がそれをやるに値するか決断できないことがある。ESTPにはTeクリティックがおり、ESFPにはFeクリティックがいる。ESFPは自分が道徳的な人間だと信じているので、それに反する評価を与える人間は自分を操作しているとものと見なす。ESTPが操作されていると思うのは、何かを売りつけられた時である。それを購入するのに妥当なデータを見せられても、売込みだと思うだけである。Feクリティックは他人の価値観を批判し、Teクリティックは他人の考えを批判する。
そしてFiトリックスターだが、ESTPには道徳原則がない。彼らは自分がどう感じるか気にしていないので、その場の人々の気分が良ければ何でもやる。ESFPの場合はその逆で、彼らには自分の考えというものが無い。ESFPは自分の道徳原則と論理的根拠に基づいて、何が良いか悪いかという信念を抱く。良い・悪いを決めるには、数字や他人の評価を知らなければならない。ESFPは自分の考えなど気にしない。彼らが気にしているのは他人の考えである。ESTPにとっては、何でも良くなるし、何でも悪くなる。それは人の気持ち次第である。ここが両者の違いとなる。
Neデーモンは他人の未来を台無しにするために存在する。彼らにとって、未来は何の意味もない。重要なのは現実である。Neデーモンはあなたの未来を破壊する。それを避けるには、ESPたちのニーズを満たす必要がある。彼らに選択の自由を与えなければならない。彼らの自由を奪えば、彼らはあなたの未来を奪う。それが公平というものである。彼らに選択肢がないのならば、あなたも道連れである。そこに選択の自由はない。
彼らは自分に忠実な人々を必要としており、周囲の人々に経験を与えることで、ロイヤリティ・システムを構築しようとする。ESTPは知恵を与えて人々を改善し、ESFPは有能性をアピールするという違いはあるが、目的は共通している。その忠誠心を失うと、Neデーモンが活性化する。彼らに選択肢を与えずに離れようとすれば、その未来は破壊されることになる。超自我ENFPはかつて自分に忠実であった人々の評判を破壊し、規則や義務で自分の傍に縛り付けようとする。あるいは超自我ENTPは陰謀を企て、自分を裏切った人間を精神的に追い詰める。そんなことにならないように、ESTPとESFPには常に選択肢を与えることである。
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