今回はINTJと社会的に適合性するタイプについて紹介していく。「そんなタイプがいるのか?」と思われるかもしれないが、理論上は存在する。このシリーズは冗長な部分もあるが、今後の基礎として必要なのでお付き合い願いたい。

INTJは戦略家で、直接・反応・行動型のフィニッシャーである。彼らは常に終着点を意識している。新しいことを開始するには苦労するが、進行中のことを確実に完了させることができるし、どんなプロジェクトも改善しようとする。それについてはある種の完璧主義者でもある。このプロセスを、彼らは人間関係にも適用しようとする。Feトリックスターのせいで、彼らは社会適合に苦労する。このため、類型に一筋の希望を見出すのだが、それですら自らの性質を矯正する役には立たず、苦い失望を味わうことになる。

いつもの免責事項だが、社会的適合性とは友情の話であって、恋愛や仕事上の関係には適用されない。心理機能はパズルのように組み合わされる。より嵌りやすいピースもあれば、嵌りにくいピースもある。認知的冗長性は、進化的に精神を保護するためのものである。INTJが存在することも、何かしら進化的な必要性があるゆえのことである。

何かを達成するには、仲間の人間と関係を結ぶ必要がある。NTJ同士、STP同士の4文字が共通する人々、あるいは同じ気質、同じインタラクション・スタイルを持つ人々は仲間意識を持つが、これが相性の良さに直結するわけではない。互換性とは、心理機能が互いに同期することである。外向機能は内向機能を情報源やエネルギー源として消費する。電子が原子核の周りを回っているようなものである。

INTJと互換性が最もあるのはNP、次にSJ、三番目にSP、最後にNJである。これを拡大すると、最上位がNTP、次にSFJ、三番目にNFP、四番目にSTJ、五番目にSTP、六番目にNFJ、七番目にSFP、八番目にNTJとなる。最上位は深い友情、最下位は浅い知り合いの関係である。これをリスト化すると、最もベストなタイプはENTP、次に私のようなINTP、三番目にESFJ、四番目にISFJ、五番目にENFP、六番目にINFP、七番目にESTJ、八番目にISTJ、九番目にESTP、十番目にISTP、その後はENFJ、INFJ、ESFP、ISFPと続き、最後はENTJとINTJである。

INTJは内向型なので、ネガティブな関係から言及する。INTJ同士は最悪の関係である。二点間の最短距離は直線であるが、この関係は心理機能同士の距離が長すぎる。それぞれの心理機能は楽観と悲観に応じてプラスとマイナスの電荷を持つので、場合によっては更に矛盾が生じることになる。

Neネメシスがあるため、INTJは他のINTJに不信感を抱いている。彼らは互いに忠誠心を期待しているが、それは叶わぬ夢である。INTJ同士は互いの有能さを推し量り、格付けを下す。この信念は容易なことでは覆らない。一緒にプロジェクトをやると、相手に義務を負わせようとするが上手くいかず、相手の意図が気になる。二人のINTJが潜在意識で争うと、自分の方が目立とうとする。「自分の方が面白いESFPだ」と言わんばかりに、特に面白くもない冗談や自分語りを披露するが、相手は笑っていない。そして相手を追い払いたくなる。

ENTJは少し異なる。ENTJは自らが責任を負い、INTJを制御しようとするが、思うようにいかず苛立つだろう。SeチャイルドはSiデーモンに義務を負わせようとするが、できない。ENTJには忠誠心の欠片もなく、自分がやりたいことをやるだけである。彼らはNTJとして仲間意識があるので、一緒にプロジェクトに取り組むことはできるが、「自分の方が優れたNTJだ」という傲りが常に付きまとうことになる。INTJはやりたいことをするが、ENTJはそれを批判する。INTJは信念体系を検証するが、ENTJが期待したほどではない。結局、どちらが優れた信念を抱いていて、どちらが優れた人物であるか競争が始まる。互いに相手が自分の気分を良くしてくれることを期待するが、そうはならない。

INTJとISFPも互換性がない。ISFPは気分を良くして欲しいし、良い経験をさせてあげたい、やりたいことをやりたい、自分を高く評価して欲しいと思っているが、INTJは誰のことも高く評価しない。彼らは常にISFPを検証し、テストしようとするが、ISFPはそんなテストを受けたくない。ISFPはINTJが悪い人間ではないかと思いつつも、忠実になろうとするが、それができないことに気づく。INTJは常に義務を課そうとするため、ISFPは自由を奪われたように感じるのである。そんなISFPを見て、INTJは無能、怠け者、義務を果たさない人間のレッテルを貼る。Teペアレントから見ると、Tiデーモンは頭が空っぽである。

INTJとESFPも似たようなものである。ESFPは信念と他の人々が信じていることに身を任せており、物事を検証する気などさらさらない。ESFPの信念は真実ではなく、価値観に基づいている。だからこそINTJは自分の信念をTiクリティックで検証しなければならない。そうしないINTJは不健全か未熟である。ESFPのFiペアレントは、INTJが自分を評価していないことがわかると機嫌が悪くなる。ESFPは自分が十分な忠誠を尽くしていないことを心配しており、INTJは忠誠を尽くしてもらえないことを恐れている。そしてESFPの劣等NiはNeネメシスによって批判されている。

彼らは最高の関係を築くことはできないが、学ぶことはできる。INTJは無意識ENTPでESFPの行動を分析し、自分のパフォーマンスに役立てる。同様に、ESFPもINTJから戦略を学ぶことができる。互いに個人的な関係を結ばず、遠くから観察するだけなら得るものはあるだろう。ソシオニクスによると双対関係は最高の互換性を持つが、これは真実ではない。双対関係とは、お互いから最善の振る舞いを学ぶ関係である。INTJとENFPは教育学の関係だが、双対関係はこれとは別の話である。彼らは互いの潜在意識に教え合うことで、発達を促し、繫栄することが可能になる。劣等機能の不安を克服するには、自分の潜在意識を自我に持つタイプを観察することが有効である。それに従って行動を調整することで、不安が軽減される。下位4つの関係には、仲間意識や潜在意識の発達という恩恵がある。

チェイス: 04:29 互換性とは、認知機能が一緒になり、互いに同期することです。それが何を意味するかわからない場合は、認知的同期性に関する私のプレイリストを確認してください。認知的同期性について復習したことがあれば、基本的に、パックマン ゲームをプレイするときの機能がどのようなものであるかについて、基本的に知る必要があることはすべてわかります。外向的機能が内向的機能を食いつぶそうとしているのです。内向的な機能を消費しようとします。彼らが内向的機能を求めているのは、内向的機能がデータや情報の源、精神の源、エネルギーの源などであり、外向的なネガティブなエネルギーが獲得しようとしている、消費しようとしている、軌道を回ろうとしているポジティブなエネルギーの源であるためです。 、周りに居ようとしていますよね?

ここからは良い関係に入る。まずINTJとISFJだが、これはヒーローと劣等機能の交流であり、劣等機能はヒーローの成すがままになる。両者が成熟していれば、それは最高の関係になるだろう。ただし、Niヒーローが劣等Neを脅かしたり、Siヒーローが劣等Seのパフォーマンス不安を煽らない場合に限る。どちらかが未熟であれば、それぞれに恐怖を引き起こし、憎しみや苦い思いを生み出すことになる。しかし成熟しており、ISFJがINTJに忠実であり続ければ、価値のある関係になる。INTJは衝動性を抑えて、ペースを落とす必要がある。INTJはISFJが何を考えているか知っており、ISFJはINTJが何を感じているか知っている。ISFJはINTJを守ろうとするが、それが行き過ぎて義務を課し始めることがある。

特に家族のイベントは危険である。INTJの気分が乗らなければ、ISFJが義務を遂行する障害となる可能性がある。INTJとESFJは一般的な結婚の組み合わせである。INTJはスタータータイプを好む。スタータータイプはINTJが完了できるプロセスを開始し、ダイナミックなデュオを結成する。チャイルドは世界を救うヒーローの肩に乗り、ペアレントは劣等機能を発達させる。Teペアレントは劣等Tiにより良い考え方を教え、Siペアレントは劣等Seにより良い経験を与える。ペアレントはチャイルドをヒーローから保護することもできるが、劣等機能を打ち負かす可能性もある。

総じてESFJはINTJに忠実で協力的であり、INTJはやりたいことをするために必要な自由を得るだろう。どちらも行動タイプなので、物事を始めたり終わらせることに余念がない。ESFJはINTJの気持ちや望みを知っているので、何でも与えることができる。ESFJは潜在意識INTPで知的な会話を提供し、INTJは潜在意識ESFPで笑いを提供する。

次はINTPと言いたいところだが、ベストマッチであるINTJとENTPから片づける。INTJは自分の望みを知っており、ENTPはINTJの望みを知っている。ENTPは自分の考えを知っており、INTJはENTPの考えを知っている。INTJには与えたい経験があり、ENTPには得たい経験がある。INTJはENTPの将来を心配しており、それを助けようとする。INTJは自分が得た経験について気にしておらず、ENTPは自分が与えている経験について気にしていない。ENTPが何かを発信する時、聴衆がどのように反応するか、どのような体験をしているかは問題ではない。彼らは自分の個人的な体験を共有するだけである。Seユーザーはそれを観察して役立てるが、Siユーザーは「この人は良い経験を与えてくれない」と不信感を抱く。

この関係は素晴らしいこともあるが、険悪になることもある。INTJは批判的で、ENTPの考えに欠陥があることを指摘し、恩着せがましく教えようとする。コミュニケーションする際には、基準と境界線を設定する必要がある。ENTPは最初からINTJに忠実になるわけではない。INTJがそれを望むなら、忠誠心を獲得しなければならないが、未熟なINTJにとっては難しいことである。育成に問題がある場合、どのような関係であっても機能しない。とはいえ、必要な精神エネルギーは少なく抑えられる。相手がいてくれと思いながら、毎日坂を登って会いに行くのは疲れるだろう。

INTJはENTPが必要とする道徳的羅針盤を持っている。Fiトリックスターはそれを吸血して、倫理的に行動できる。劣等Siはこれまでに経験したことのないことを恐れており、劣等SeはENTPをコンフォートゾーンの外に引っ張り出すことを恐れている。デフォルトでINTJがENTPを快適にしてやれば、ENTPは気まぐれでINTJに対する意見を変えることはないだろう。そう見えたとしても、実際の行動より前に決定は下されている。劣等Siは不快感を示し、Tiペアレントは特定の状況に不平を言い、Teクリティックは相手の考えに批判的になるが、FeトリックスターのINTJには感知できないだけである。

NTPはNTJに状況を修復する機会を与えるべきだが、NTPはNTJがそれに値すると思っていないことがある。すると最終的に決断を下すまで沈黙を続けることになる。NTJは自分の意図について決断を急ぎ、ENTPを不誠実だと非難する。基本的に、NTPはNJを批判しない。そのため問題を修復する機会が減る可能性がある。そうならないためにも、コミュニケーションを取ることは大切である。ENTPは自分の不快感や、軽視されていると感じたことを伝え、INTJが行動を急ぐ場合は信念を検証することを要請する。

コミュニケーションの負担は双方が負うべきだが、役割は異なる。ENTPはINTJが状況を改善するために、彼らを適切に批判する必要がある。そしてINTJは心を開き、ENTPについて抱いている自分の信念が真実ではないことを認識する。Neネメシスでパラノイアに陥るのではなく、Tiクリティックでそれを検証するべきである。

ENTPは社交的なアドバイスを与え、INTJはファッションのアドバイスを与える。そうすればINTJは人々の気分を恐れず行動できるようになるし、ENTPは滑稽に見える心配がなくなる。SeデーモンがSiデーモンの周りで機能する様は興味深い。Siデーモンにより、INTJは自分を追い込み過ぎることがある。SiとSeはリンクしており、これについては後で詳しく話すことになるだろう。

最後にINTJとINTPである。ENTPはスターターだが、INTPはバックグラウンドタイプである。バックグラウンドタイプも物事を始めることは可能だが、動機が必要になる。INTJはINTPの動機を高めるために良い経験を与えて快適にし、INTPはINTJに忠実になる。INTPはENTPより忠実なので、INTJのパフォーマンス不安を解消する役に立つ。この関係ではヒーローとペアレント、チャイルドと劣等機能が交信するため、謙虚さがある。ヒーローはペアレントの声に耳を傾ける責任がある。

INTPはマンネリに嵌ってしまう可能性があり、INTJはINTPに対する信念に行き詰まってしまうので、双方にコミュニケーションを取って謙虚さを示す必要がある。相手を尊重する必要がある。意志の強さによって方向を決めるのはINTJに任せ、考えることはINTPに任せる。INTJはINTPに良い経験を与えることで、義務を引き受けてもらう。そしてINTJが道徳的に先導することで、INTPは人々と良い関係を築けるようになる。Siチャイルドは劣等Seにファッションを改善してもらい、Fiチャイルドは劣等Feに社交性を教わる。

INTJはINTPの意図を心配しているが、INTPは自分の意図に批判的なので、INTJを裏切ることはない。INTPはINTJが愚かなことを心配しているが、INTJが自分の信念を検証していれば問題ない。NTJは人に不当なレッテルを貼る習性があるが、TiペアレントやTiヒーローはこれを容認せず、INTJは信念体系を調整する機会を得る。そしてINTPはINTJに与える経験に気づいていないが、INTJも自分の経験に気づいていない。INTJはINTPの感情に気づいていないが、INTPも自分の感情を気にしていないので、素晴らしい関係を築くことができるだろう。