タイトルがまぎらわしいが、別にSFJ以外のタイプがINFPを嫌わないわけではない。ここにはFeとFiの基本的な違いがある。Feユーザーにとって重要なのは外部の調和だが、Fiユーザーにとって重要なのは自分の道徳観である。

INFPは相手がどう感じるかは気にしない。しかしFeユーザーは何らかの理由でINFPのことを気にかけるようにプログラミングされている。「誰も私の世話焼きをしてくれとは頼んでいない」と騒いでも無駄である。INFPは社交的エチケットも気にしていない。それは彼らの真の気持ちを犠牲にすることになるからだが、Feユーザーに対して失礼なことになる。

しかし真実を担うのはFiではなく、Tiである。道徳は極めて主観的なものだが、論理は道徳より多少客観的である。論理は単なるシステムであり、インプットを処理するプロセスは客観的である。

INFPは本物らしく見えるのが好きだが、そのためには自分の感情に正直でなければならない。実際のINFPたちは常に自分の感情に正直なわけではない。これはSFJがINFPを嫌う理由のひとつである。Feユーザーの焦点は外的な調和にあり、INFPはそれに構わず行動するかもしれない。これは一部のTiユーザーも同様である。特にTeクリティックはそうである。

自分がINFPだという信念を検証しただろうか?MBTIテストでそう診断されたからといって、それが正しいとは言えない。「皆が知っているテストだから真実に違いない」と良い気分になるのは少し待って欲しい。あなたはINFJかもしれないし、ISFPかもしれない。ISFPとISFJのシルバーペアの互換性は非常に高く、ISFJと上手くやれているならISFPの可能性がある。

協調型の人々は正しいことをすることに焦点を当てている。このテストは信頼性が高いので、結果を鵜吞みにするのは正しいことである。それは無知を煽るようなものであり、まず自分の信念を検証してからINFPを名乗って欲しい。生きにくいのは、自分に合わない靴を履いているからかもしれない。

もしISFJと結婚して上手くいっているなら、INFPではない可能性がある。彼らはお互いに感覚を与えられることを期待しているが、それは叶わず、相手を責める。相手が自分を望んでいないことに不平を言い合い、離婚まっしぐらである。

なぜSFJはINFPを嫌うのか?INFPは最も利己的で、完全に堕落した人間だからである。少なくとも、SFJからはそう見える。INFPは自分の気分次第で決断を下し、自分の快適さだけを気にしている。SFJの快適さは重要ではない。INFPはSFJより重要な人間で、価値のある人間である。皆がINFPを素晴らしいと思っており、SFJに対してそう思っていないならば、特別扱いを受ける権利がある。

SFJはINFPの態度に不快になるが、INFPのSeトリックスターは自分が他者からどう見えるか全くわからない。SFJにとっては我慢ならないことである。INFPは利己的で権利意識が異常に強いので、SFJはINFPの近くにいたいと思わない。そしてINFPが自分の目的の為に仲間の人間を犠牲にするのを観察して、その思いは更に悪化する。最終的に、SFJはINFPを公然と辱める。

公然と辱められることは、INFPの最大の弱点である。INFPが権力の座に就くと、SFJはINFPを支配するために脅迫という手段に訴える。脅迫はINFPを支配する最も簡単な方法である。逆にSFJを支配する最も簡単な方法は、彼らを不要だと感じさせることである。彼らは何にも貢献しておらず、悪い人であり、他人にとって不要で望ましくない存在になるように仕向ける。INFPは自分の肩書、自分の評判、自分のステータスが脅かされると、SFJに対してそれをすることがある。SFJはINFPのステータスを気にしていない。

要するに、これは誰の快適さが重要かという競争である。SFJはINFPの行動が不公平であることに気づいている。INFPは常に自己顕示欲と自分の地位を重視し、自分を他者より優位に置こうとする。そうしておきながら、それに気づいていないことがよくある。彼らは非常に堕落し、権利意識が強い人間になるため、自分がどう見えているかにも気づかないのである。