今回の問題は「INFJが自分や他人へのガスライティングをやめる方法」である。ガスライティングとは、相手が見ている現実、経験、感情を操作することによって、相手がおかしいと感じさせることである。これを聞くとINFJたちは自動的に自分が被害者という設定で読み始めるだろうが、あなた方は加害者側である。

なぜINFJたちは他人にガスライティングしてしまうのか?それは自分が絶対的に正しいと思っているからである。そして彼らは影を通して、他人を正す必要性を正当化する。彼らは他人のちょっとした言動を非道な行いかのように誇張し、それを矯正しようとする。まず第一に、他人を正すのはあなたの仕事ではない。

INFJは全人類の人間性を向上させる責任が自分の肩にかかっている気になっているが、それはあなたの仕事ではなく、まず自分がモラルを身につけ、規範を示す必要がある。なぜ人々があなたの話を聞かないのか?それはあなた自身にモラルがなく、それにもかかわらず周囲の人々を変えようとしているからである。

良くも悪くも、INFJには一定の傾向がある。他人の気分を良くするために努力しているか、自尊心の欠如を補うために他人を利用しているかである。悪質なINFJは、他人を堕落させ、自己改善の必要がないようにしてしまう。他の皆がそれをやっていて、自分も罰を受けずに済むなら、INFJは躊躇わない。他の皆がやっているから、あるいは皆の為にやっているという大義名分で自分の行いを正当化し、自分が悪い気分にならないように周囲の人々を正そうとする。

これは多くの場合、ガスライティングに繋がる。Teトリックスターを通して、この行動を正当化する論理的根拠を見つけ出すからである。これを避けるには、あなたの人生から負け犬を追い出す必要がある。INFJは腐敗した人々の中で、一人だけ清廉でいることはできない。彼らは周りの人と同じような人になる。彼らはその状況を察知し、何とか自分と見解の近い人間を探そうとしたり、人々のモラルを正そうとするが、相手からするとINFJは自分と同類であり、「何をお高くとまっているんだ」と疎外されることになる。

結果として、INFJは腐敗した人々と同じような人間になるが、彼らはその状態に満足していない。そして「これは自分が人の気持ちがわかり過ぎるからに違いない」と「本当の自分探し」に躍起になる。全ては、あなたが馴れ合いを優先し、周りの人々に迎合してきた結果である。あなたが望む道徳的な人々は、あなたが周囲の腐敗した人間を排除しない限り、近づいてこない。

これがガスライティングを止めるための第一歩である。良い環境にいれば、環境自体を変える必要はない。自分にとって価値のある人々に囲まれることが重要である。そして彼らの話を聞かなければならない。Tiチャイルドは、誰もが自分と同じように考えていると思い込んでいる。そのため頭の中でこしらえたタイプ判定法を基に、「人間を良くわかっている私が、あなたの本当のタイプを教えてあげましょう」と突撃して、嫌われることになる。

したがって、他の人が自分のタイプについてどう考えているか、話を聞くべきである。まず正しい前提や正しい情報に基づいて論理を構築していない場合、あなたは間違っている。あなたが考案したタイプ判定法は、何を出典としたものだろうか。おそらく出典はない、あるいは全く無関係なものだろう。問題を解決する為に間違ったシステムを使用すると、得られる答えも間違ったものになる。

だから相手がなぜそのように考えるのか、訊ねてみるといい。それだけで多くの問題が解決する。こうして境界線を確立することで、劣等Seのパフォーマンス不安も和らぐだろう。だから負け犬を人生から追い出すべきである。そして大切な人には質問する。INFJは他人だけでなく、自分自身にもガスライティングを行うが、これは記憶力の悪さに帰結する。

記憶やトーテムを保存しておかないと、INFJは何が起こったか正確に思い出せない。そして「もしも」に基づいて推測を始める。ここでも誤った前提から論理を構築し、次に何をすべきか考え始める。しかし、いざ他人にその考えを話してみると、全く理解が得られない。パフォーマンス不安は増幅し、境界線を見失い、何もINFJが期待したようには進まない。

もうひとつの問題は、Fiクリティックの無価値観である。彼らは自己卑下しつつ、他人がそれをフォローしてくれるモラルを期待している。しかし、普段から小姑のようにモラル違反をチクチク責めてくる相手を、フォローしたいと思うだろうか。まずはあなた自身が道徳的な人々に囲まれて、フォローしたいと思われるような人間にならなければならない。

そして自分自身を向上させることだけに取り組み、Fiクリティックの問題を克服できるようになる。そうしないとINFJが間違っていることが何度も証明され、良いことより悪いことばかり起こるので、自分は最低な人間だと感じることになる。自分が引き起こした問題に対する責任を認めなければならない。あなたが良い人たちに囲まれていて、その人たちに答えを与えようとするのではなく、質問しているならば、無価値観や自分に対するガスライティングは消滅するだろう。

INFJは人々との繋がりを切実に望んでいる。Fiクリティックはあなたを圧倒し、自動的に他の人との繋がりが酷いことを想定するが、それを乗り越えて、試してみるべきである。それが善良で勤勉な人ならば、彼らはあなたの人生に留まるだろう。だから努力し続けなければならない。

「私の電波を理解してくれる人はいない」と絶望することもあるかもしれないが、INFJはいつ質問するべきかを知り、実際に人々と繋がり、人生から敗者を追い出す必要がある。ガスライティングをやめるのは簡単なことではないが、一度か二度失敗したからといって、自分を責めるべきではない。