これまで心理機能、気質とインタラクション・スタイルの話を続けてきたが、今回からは16タイプそれぞれについて掘り下げていく。とはいえ、まだまだ基本的な話である。第一レベルではタイプを構成する心理機能、第二レベルではタイプを判定する方法、そして第三レベルでは各タイプの特徴を取り上げる。おそらく大半の人々はここで「もう分かった」と思って満足するだろう。しかし、ここまでの話は氷山の一角に過ぎない。
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実は類型論に触れた多くの人々は心理機能を理解していない。定義や特徴については熱心に考え、「発想力」を競い合うが、機能同士の関係や役割については頭がお留守である。それも無理からぬことで、ネットの診断やサイトに掲載されている説明は、読者を煽てて良い気分にさせることに全力を注いでいる。「INTPは独創的な思考ができます」「Niは本質を見抜く洞察力です」などの誉め言葉に気を良くして「わたし病」にかかった人々が、ネット上に大量発生している。実際は名乗ってもらわないと何のタイプかわからないし、言っていることは妄想か周囲への恨みつらみか自己分析風ポエムでしかないので、個性もクソもない。
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